前髪で顔を隠した地味な男子、谷川 武野(たにかわ むの)。彼はなぜかクラスのイケメンな委員長と仲が良い。地味で目立たない武野と、イケメンで女子達からも高い人気があり、教師達からも一目置かれる委員長。そんな2人だが、休日に遊びに行くと、その姿
は一変する。合流した彼らには、学校での面影など全く存在しなかった。1人は金髪のチャラそうな青年。そしてもう1人は、とびっきりの美少女。実は金髪をカツラで隠している武野は、実は必死に女であることを学校では隠している委員長を連れて歩き出す。これはそんな、学校では見せない2人の何気ない休日の話。
※感想、誤字報告等お気軽にお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 00:00:00
6591文字
会話率:55%
なんだよ。たいして可愛くねぇじゃねえかよ。。
俺はがくっと項垂れた。
もともと期待はしていなかった。
親の再婚で突然できた
俺の義妹。
外見はたいしたことなかった。地味眼鏡女子だった。
ただ、俺と高校が同じだった。
でも、俺はそいつの存
在を認識していなかった。だって、空気みたいなんだもん。
学園のマドンナとかじゃない。
目立たない空気のような女だった。「橘ヒナタです。宜しくお願いします」
義妹になる女の名前。
ヒナタ。
名前はかわいいけど、印象がいまいち。
自分で言うのもなんだけど、イケメンだと周りからチヤホヤされてる陽キャな俺はいつだってモテて女に不自由していなかった。
だから、目が肥えてる。
義妹とは言え、同級生になる。
俺のが早生まれだ。
「こちらこそ、よろしく」
形ばかりの挨拶。
本当はかわいい義妹がほしかったが、
これじゃ、陰キャ義妹だよ。同居後は、義妹に対して素っ気ない態度をとった。
可愛い子であれば、一緒に買い物とか行きたいし、外食もしたいけど、これじゃあな。
可もなく不可もなく、ただ接してるだけだな。おはようとかの挨拶程度。
別段、他のことはなにもない。
ただひとつ、俺は義妹に伝えておいた。
伝えた、といっても約束をさせたんだ。
同居が決まってすぐに。
俺の家に、新しい父親とともに義妹が転がり
こんできてすぐに、陰キャ義妹にこんな約束をさせた。
「あのさ、俺らが義理の兄妹になったことは
高校のやつらには絶対内緒な。
いいか、口が裂けてもいうんじゃねぇぞ」
他の人にとっては俺らの同棲は格好の話題になりかねなかったからだ。
「は、はい。。こちら、はなからそのつもりでした。シンジくんはイケメン過ぎるから、
そんなイケメンとこんな地味な見た目の私が兄妹になったなんて、恥ずかしいですもんね?」
「そうだ。その通りだ」
我ながらキツイことを平気で言ってると思う。
まぁ、でも、眼鏡をかけてる地味子、
もとい、ヒナタが顔色ひとつ変えないので
別にこいつは、なにを言っても傷つかないのかもな、と思ったりもした。
「わかりました。約束します。
私としても、シンジくんに迷惑はかけられませんし...」
「おう。頼むぞ。絶対に俺らの関係性を周りにはバレないようにしてくれよな?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 17:41:31
4154文字
会話率:20%
俺の義妹がこんなにかわいい奴だったなんて
思わなかったぜ...!!!!!
最終更新:2022-03-13 08:19:43
4154文字
会話率:20%
20才の美大生、早乙女麗羅は絶世のブス女(じょ)だ。美人の妹と比べられいつも惨めな思いをしてきた。しかしある日、金髪碧眼の美少女に転生してしまった。やったー! 美少女ばんざーい! と喜んだのもつかの間、すごい貧乏なんですけど。しかもこの親ひ
どくない? そして妹の元彼そっくりなイケメンたちが次々にあらわれる。前世ではさんざんブス扱いしてくれたけど、もう泣き寝入りなんてしないわよ。私にはブス女時代に磨いたメイク術と、最先端の絵の技術があるんだから。
絵の腕とメイク術でついに公爵令嬢にまで成り上がったレイラは、なぜか領主夫人のメイドとして働くことになったが、そこには憧れの三貴公子もいて……。
アルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 12:02:08
733942文字
会話率:39%