結界を作成することに能力を全振りした男(重度の生足フェチ)が異世界で逞しく生きていくお話です。
最終更新:2023-12-31 09:00:00
444600文字
会話率:29%
「厳正なる選挙の結果、『賢者』アルマル博士を解任し追放処分とする!」
人知れず国を包む極大結界を維持する『賢者』、アルマル家。現当主オルトは無学な貴族たちの陰謀で解任され、ありもしない結界を維持していると偽った罪で国外追放されてしまう。
「厳しい気候も魔物の襲撃も極大結界が防いできたのです! それがなくなれば……!」
「はいはい、おとぎ話はもういい。さっさと出て行け」
説得むなしく国を追われたオルト。
知恵の失われた国に失望した彼は、自分を信じてついてきたメイドと助手とともに猫の額のような土地で新生活を始める。それまで国全体を覆っていた魔力を凝縮した結界は土地を豊かにし、オルトは知恵ある者たちの町を築く。やがてその力と学識を求めて各国の要人たちがオルトを訪ねてくるようになる。
一方、元・母国は極大結界を失ったことで荒れに荒れていた。厳しい気候で作物は実らず、辺境から魔物に蹂躙され、景気も治安も悪化するばかり。反乱を起こされた貴族たちは慌ててオルトを連れ戻そうとするが……
これは国に縛られていた最強結界術士が自由を得たことで世界を変える、そんな物語のはじまりの一節。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 12:49:38
8265文字
会話率:59%
異世界と地球が融合して数十年。
日下部灯也(くさかべとうや)は魔法魔術の類いがほとんど使えない少年だった。
唯一使えたのは結界術という防衛主体の魔術だけ。
当たり前に魔物がいる世界で生き残るのことは難しかった。
ゆえに灯也は十年間結界術
だけに没頭し、ついにその成果として万能結界を開発する。
それを用いれば拠点の建築から刀剣の構築、更には生物の模倣すら叶う。
なんでも造れてしまう万能結界を駆使して、灯也は異世界と化して荒廃した世界を生き抜いていた。
そんなある日、一人の少女と出会ったことで唯一文明が残るという城郭都市の存在を知る。
二人で旅をして城郭都市へと辿り着くと、そこは魔物の襲撃に遭っていた。
灯也は城郭都市を救うために加勢し、ついに万能結界が日の目を見る。
常軌を逸した結界術に圧倒された城郭都市の面々は、満場一致で灯也を即戦力として迎え入れるのだった。
これは何でも造れる結界で灯也が英雄になる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 19:03:04
19819文字
会話率:42%