幼い頃から空手一筋だった桃子は、高校二年のある日、幼馴染で一緒に空手を続けてきた拓海に恋人が出来た事実を知る。拓海への恋心に気づいた桃子は、大きなショックを受けて泣き崩れるも、なんとか拓海から精神的に卒業して空手道を極める事を決意する。しか
し、拓海は自分を避けるようになった桃子に対して怒りをあらわにして過剰な干渉をするようになる。桃子はそんな拓海の身勝手な過干渉に辛くなり反発する日々を続ける。そんな時、道場帰りの桃子が女子中高生を狙う痴漢騒ぎに巻き込まれるという事件が起こる。その時、学年の王子と呼ばれ、有名画家を父にもつ梶原颯太と出会う。その後も、臆する事なく、自分に好意を寄せる颯太と拓海への想いに葛藤する桃子は、それぞれの思いを成長の中で知る事になる。
ムーンライトノベルさまに別のタイトルで投稿している小説の改訂版となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 21:32:47
24365文字
会話率:22%