今や、異世界は身近になった。
一万円も出せば、東京駅からの異世界列車で、気軽に行き来できる時代。
この春から高校一年生になる神野雹吾は、魔王・神野悪五郎の息子である。
雹吾は、空の色が緑色である異世界『グリーン』にある私立大蛇学
園に進学する。
雹吾は魔王としての力など、全く無い、ただの高校生。
しかし、そこでは、波乱に満ちた生活が待ち受けていた。
妖怪や魔物の種族が入り混じるクラスメイトや教師たち。
自然発生するダンジョンと恐るべきモンスター。
悪意に満ちた、強力な敵。
そして、愛しい幼馴染の女の子。
これは、魔王の息子・神野雹吾の恋と友情と冒険の物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 20:06:41
87076文字
会話率:23%
肝試しの夜のことです。シホちゃんは布団の中でオバケがくるのを待っていました。
すると外から「首はどこだぁ! ワシの首はどこだぁ!」という大声が聞こえてきました。
どうやら、やってきたオバケは「くびなしオバケ」のようです。
シホ
ちゃんはワクワクしながら「こわ~い!」と布団の中で笑います。
でも……あれ? 首が無いのなら、オバケは”どこから”声を出しているのでしょうか?
シホちゃんの大冒険の始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 09:30:54
31273文字
会話率:47%
尾道在住の高校一年生、門杜洸は迷子になってしまった友人の飼っているトイプードル・グミを探していた。まだ話したことのない同級生・竹上高之の助けでグミを見つけた洸だったが、帰り道、着物姿の不審な集団に声をかけられる。逃げた先にも別の着物の集団
がおり、帰ることができなくなった洸だったが、着物の集団が黒猫に矢を向ける姿を見てしまう。とっさに矢を向ける男を押し倒す洸だったが、その姿を大妖怪・神野悪五郎に気に入られてしまう。悪五郎に言われるがまま、渡された日本刀「断獄」を抜刀してしまった洸は「断獄」に宿る黒い人魂・ゴクと出会い、人と神と妖怪の領域の管理人「閂鬼」の役を与えられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 12:40:26
26492文字
会話率:55%