「リイス、お前に婚約者ができた。相手は……」
「正気ですか?」
資産家の令嬢のリイス・コーラルは、突然決まった婚約と相手の名前に戸惑った。
彼の名前は、アバン。ブルーノ侯爵家の跡取りだ。
しかし、彼には幼馴染の恋人がいて王立学園でもそれ
は有名だった。
「二人は運命」
と、学園内でも言われて婚約はしていないものの親からは公認されている関係だった。
お飾りの妻なんて絶対に嫌なんですけどぉ!?
リイスは婚約をどうにか覆したいと考えるけれど、それはできないようで渋々婚約を受け入れることになった。
もちろん、二人の婚約を周囲が許してくれるわけがなかった。
毒親に洗脳されたヒーローをヒロインが真実の愛(物理)で助けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 10:56:31
30239文字
会話率:41%
とある国の姫に仕える私は、段差に躓き持っていた姫様のアクセサリーをぶちまけてしまった!驚異的な反射神経でほとんどのものをキャッチしたのだが、一つのティアラがこぼれ落ち、、芝生をコロコロと転がっていった。追いかけて、追いかけて、そして池に落ち
る姿を見送った。
絶望し、項垂れていると足元から声。
「お嬢さんお嬢さん、何か困りごとか?」
一匹の山椒魚が、つぶらな瞳で私を見上げていた。
お姫様が蛙に毬を拾ってもらった同日、とあるメイドは山椒魚に出会っていた。
『蛙の王子様』のパロディになります。
アルファポリス及びなろうにて長編で投稿していた「山椒魚の王様をペットにいたしまして」を短編にして再投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-06 19:00:00
27790文字
会話率:54%