精霊に愛された国、ベッティオル皇国。精霊たちは初代皇帝を気に入り、契約を結んだ。そして、歴代の皇帝とも契約を結んできたのだ。おかげで様々な恩恵を受けてきた皇国。ところが、次代の皇帝(皇太子)だと目されていた第三皇子は精霊と契約を結べなかった
。第一皇子、第二皇子と同様に、呼び出しにさえ応えてもらえなかったのだ。納得のいかない第三皇子と皇妃。『精霊の儀』を控えている未成年の第一皇女は生きた心地がしない。波乱の皇家。
そんな中、リタはベッティオル皇国の北に隣接するボナパルト王国との国境近くの辺鄙な村で一人(と動物たち)でのんびり暮らしていた。まさか自分が皇帝の隠し子だとは知りもせずに。平和な毎日に突然変化が訪れる。とっても奇麗な顔をした男を拾ったことにより……。
※設定はふわふわ。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:00:00
73941文字
会話率:54%
次期皇帝の隠し子騒動が政争に発展し、妾の子と共に首都を追われた孤独な魔法師エレナ。血にまみれた逃避行はエレナから生きる希望さえ奪いかけたが、辺境の村での思いがけない出会いが冷酷無情な心に変化をもたらす。何のために生き、何のために力を行使する
のか。固着した価値観からの脱却に苦しみながらエレナは一歩ずつ成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 19:31:14
219656文字
会話率:69%
デビュタントが行われる王宮のパーティー会場で、赤いジュースを髪に浴びてしまった令嬢は、夜の庭園で拭う。ベージュ色の髪を夜空の月光色に変えて。
王宮の方に、こちらを見る同じ月光色の長髪の男性が見えて、慌てたが手遅れ。彼が来てしまった。同じ美し
い月光の髪色を持つ男性を見上げて、拭い終わった髪をベージュ色に戻すと彼は息を呑んだ。カーテシーをして、無言を貫いた。
「(実の父親と会うなんて、赤ん坊の時以来か)」と冷静に思う令嬢。
彼は実の父親であり、この国の皇帝陛下なのだ。
しかし、事情が複雑。自分に興味を示す皇帝に、せめて皇妃と話せと言っておく。
事故で生まれた令嬢。引き取った母親の家族には冷遇されているが、魔法と頭の良さを活かして生き延びてきた。
唯一心を許せる身内は、一つ上の従兄のみ。そんな従兄が、学園の稽古場で暴君と悪名高い公爵令息に痛めつけられているところを目撃。飛び込んで、応戦。
「暴れ馬が。手綱で絞め殺してやろうか」「っ!」
皇帝の隠し子である転生者の令嬢と、ツンデレ暴君の公爵令息の話!
(アルファポリスにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 06:35:12
41792文字
会話率:37%
仲のいい両親、世話焼きな兄、可愛い弟。大好きな家族に囲まれたセリーナは、民にも愛される優しい皇女に育った。
そんな彼女のもとに、先代皇帝の隠し子であるライアが妹としてやってくる。
ライアは自分がこの世界の主人公で、セリーナこそが悪役なのだと
主張し、あらゆる手で姉を貶めようとした。
事態を重く見た皇帝はライアを国外追放に処したが――数年後、異国で聖女として君臨した彼女による逆襲が始まる。
ライアは聖女の立場を利用し、セリーナを世界を壊す魔女という悪役に仕立て上げた。
帝国は聖女が仕向けた魔物の侵攻によって崩壊し、敵国に連行されたセリーナは熾烈な拷問を受けて処刑される。
そうして死んだかと思いきや、セリーナは気が付くと殺される四年前に戻っていた。
時間を巻き戻す現象は、皇家に伝わる《星誕》の祝福であると知り、未来を変えるために動き始める。
セリーナは兄と共に東の帝国へと渡り、前の人生では出会わなかった暴君・ユオレイル皇太子と邂逅した。
同じく時間を巻き戻したと言う彼に求婚され、その手を取って祖国を滅ぼした魔の手に立ち向かっていく。
謎多き暴君と悲運の姫君が、世界を守るために戦う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 04:07:47
61217文字
会話率:34%