過去にアップした小説の再掲載です。
いわゆるアジ文シリーズの第2弾。
現在、同シリーズの第3弾を構想中なので、第1弾「古瓦物語」、第2弾「離島発掘記」を順次、再掲載します。
四年ぐらい前のものですから、現在の時制とは合わないところがあるかも
しれませんが、発表当時のままにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 10:37:51
108286文字
会話率:33%
過去にアップした小説の再掲載です。
いわゆるアジ文シリーズの第1弾。
現在、同シリーズの第3弾を構想中なので、第1弾「古瓦物語」、第2弾「離島発掘記」を順次、再掲載します。
四年ぐらい前のものですから、現在の時制とは合わないところがあるかも
しれませんが、発表当時のままにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 20:31:30
36337文字
会話率:23%
過去作発掘記念公開です
舞台は駅前に建つ雑居ビルの中にあるカラオケボックス店。主人公、篤史は生まれて初めてのバイトを「人とあまり接しなくて済みそう」という理由で、地元から二駅離れたカラオケチェーン店に面接を受ける。面接を担当した店長、西郷
から「基本的な雑務から調理まですること」を条件に時給800円、研修期間750円なら雇うと言われ、深く考えなかった篤史はあっさり了承した。しかし西郷が発した雑務と調理という言葉の真意は篤史が思い描いていた甘いものではなく、厄介な客とバイト仲間の相手をして店の発展に貢献せよという意味だった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 21:00:00
18416文字
会話率:53%
此れは或る旧家の後より発掘された、或る青年の恋文と思われる文書である。当分書を恋文と判断した理由は、比較的綺麗な状態で発掘された為、文書の内容が確認出来た為である。然しこの恋文を書いたと思われる者、相手と思われる者は依然として不明である。
(発掘記録 二〇一六年十一月六日ヨリ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 05:20:59
1388文字
会話率:0%
此の文章は一九○八年、ルブランシュ大学の学会誌「考古学年報("la Revue Annuelle de l'Archeologie", vol.56)」に掲載された至極短い発掘記「スウ・クツク遺跡群発掘記("
la Fouille de Seu-Couque")」を日本語に翻訳した物で在る。彼の発掘記は学者のものとは思えぬやうな非科学的な代物で在り、掲載を許した大学と史学科は轟々たる非難に晒されたものゝ焚書を免れ今も仏蘭西各地の大学図書館の奥地で埃を被つてゐる。
處が、其のまゝ埃を被せてゐれば世の平穏も守られたものを態々埃を掃って訳者の下に持つて来た筋金入りの物好きがゐた。地方国立大に勤める訳者の友人である。留学中に彼の学会誌を見出した彼は此れを大層面白がり、此れを日本に広めてやる巧い手は無い物かと、斯う考えたのだ。
其の内容は訳者に取つても俄かには信じ難い物で在つたが、己の職分に従ひ、原文に忠実な翻訳を心掛けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-13 18:53:49
20102文字
会話率:2%