犬を聖獣として信仰するラルヴァ―ナ大陸にあるアインヴォルフ王国で、随一の力を持つヒュントヘン公爵家に、愛らしい娘が生まれた。名を、シャルロット・シャロ・ヒュントヘン。
仔犬のように愛らしい彼女のことを、誰かが仔犬姫と呼んだ。
家族に愛されて
すくすくと成長するシャルロット。けれど、毎日を幸せに過ごすなか、ふとしたときに脳裏に浮かぶ誰かの面影に、たびたび不安になることがあった。そんなシャルロットの世界は、5歳の誕生日、パーティーで、王太子に出会うことで一変する。
「ご主人様、会いたかった!」
これは、ひととして生まれ変わった仔犬が、もう一度出会うことのできた大切なひとに、恋をするお話。
全2章構成です。
完結しました!これからは加筆修正や番外編の更新を行なっていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-23 15:41:32
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会話率:33%