魔の神を祀り、遙か天空にて穏やかな繁栄を遂げた闇の都《ムニキス》。荒れ果てた地上より切り離された天空の都は新たな花嫁を魔の神に捧げ、永久の平穏を約束されていたはずだった。
そして訪れた節目の年、花嫁に選ばれた少女は逃げ出した。闇の都は崩壊し
た。
魔の神は 唯一 己の声が届く闇の大巫女に、使いを遣った。
「光輝の女神にも見放され、今や地上は荒み果てている。おまえが救いなさい」
闇の大巫女に番う相手を与え、導を灯す。
「新たに地上を治める魔の王を生む者、魔妃として」
後の世に《魔妃 キル》として語り継がれる、闇の聖女。これは彼女の歩んだ、旅路の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 12:11:57
41952文字
会話率:43%
公爵令嬢のアリーゼ・バイスは一学年の終わりの進級パーティーで、六年間婚約していた王太子から婚約破棄される。
壇上に立つ王太子の腕の中には桃色の髪と瞳の|庇護《ひご》欲をそそる愛らしい少女、男爵令嬢のレニ・ミュルべがいた。
アリーゼは男爵
令嬢をいじめた|冤罪《えんざい》を着せられ、男爵令嬢の取り巻きの令息たちにののしられ、卵やジュースを投げつけられ、屈辱を味わいながらパーティー会場をあとにした。
家に帰ったアリーゼは父親から、貴族社会に向いてないと言われ修道院行きを命じられる。
修道院には人懐っこい仔猫がいて……アリーゼは仔猫の愛らしさにメロメロになる。
しかし仔猫の正体は聖獣で……。
「短編・王太子に婚約破棄された公爵令嬢、父親から戦力外通告を受け修道院へ送られる」の連載版です。1〜5話までは短編版に収録されている内容です。短編版の続きから読みたい方は6話からお読みください。
他サイトにもアップしてます。
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・ざまぁ有り(死ネタ有り)・ざまぁ回には「ざまぁ」と明記します。
・婚約破棄、アホ王子、モフモフ、もふもふ、猫耳、聖獣、溺愛。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 20:15:08
41526文字
会話率:48%
そこのあなた、美少年はお好きですか?
美少年本を買った帰り道、私平田京子は子供がマンションの前で倒れてたから保護したんだ。でもただの子供じゃなくてね、銀髪の美少年だったの!しかも猫耳付き!萌えの権化かな?
ベニオアイトと名乗る彼には色々分
からないこともあるけど、可愛いから万事オッケー! 随分ひどい目に遭ってきたみたいだから、いっぱい甘やかしてあげたいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-14 22:11:12
16407文字
会話率:29%