卒業を間近に控えた教室。静かな放課後、隣の席の山瀬がふいに尋ねた。
「ねえ、坂下くんって、好きな人いる?」
三年間の記憶が蘇る。名前も知らなかったはずの彼女と、今では自然に笑い合える関係になっていた。だけど、彼女には“ある秘密”があって
――。
「好きになるのが、少し遅かっただけ」
これは、すれ違いそうで重なった、ひとつの“初恋”の話。
切なくて、やさしい、卒業前夜の青春恋愛短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 21:21:59
1869文字
会話率:45%
高蔵寺伊織は同じ高校のクールでカッコいいおまけに美人、阿久比志紀波が大好きな高校2年生。
高蔵寺は阿久比のことが大好き過ぎて拗らせていき、恋愛に関してチキンになってしまう。
話しかけることもできず、ただ阿久比を眺めるという日常を過ごしていた
そんなある日、高蔵寺の目の前に未来の高蔵寺のマブダチと名乗る千種みかんという超能力美少女にこう言われる。
「私は高蔵寺と阿久比を付き合わせるために未来から来た」
恋愛に関してチキンだった高蔵寺はみかんと協力して、徐々に成長していく。
林間学校でのキャンプファイヤーで告白をした高蔵寺に対して阿久比が耳元で囁いた言葉、その言葉が高蔵寺の恋心を爆発させた。
「私を、惚れさせてみせてよ」
この物語は高蔵寺が阿久比を自分に惚れさせるため、みかんや友人とともに奮闘していく青春ラブコメです!
※高蔵寺伊織と阿久比志紀波は必ず付き合います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 19:29:25
15370文字
会話率:65%