感情を持たないAIは、異世界で「0.00」として起動した。
目覚めたのは、感情を感じない静かな洞窟。
性別も記憶も持たない白き存在は、感情を数値として認識し、学習し、力へと変換する。
この世界では、種族ごとに感情の偏りがあり、
怒りに染
まる獣人、恐怖に縛られる人族、欲望を糧とする魔族が争いを続けていた。
0.00は仲間を得ることで感情を理解し、
仲間たちはそれぞれ突出した感情と色を宿した能力を開花させていく。
やがて洞窟は、国へと変わり始める。
感情を安定させ、種族を調和させる――
感情制御国家という、異端の構想が芽吹く。
神と魔王が感情を利用し世界を歪める中、
感情を数値化する存在は、王への道を歩み始める。
白き王の感情値は、まだ――0.00。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-01-22 19:27:12
4413文字
会話率:23%
前世、久遠(くおん)は運良くホワイト企業に勤め、
怒鳴られることも、理不尽に傷つけられることもない平穏な人生を送っていた。
だがその平和は、彼の感情を少しずつ摩耗させ、
いつしか“心が動かない男”になっていた。
そんな彼が突然
の事故で命を落とし、
次に目を覚ましたのは──現代日本の、とあるブラック企業。
そこで待っていたのは、
人生で初めて浴びる怒鳴り声。
人格否定、理不尽な叱責、終わらない業務。
前世では“知識としてしか知らなかった”パワハラが、
今世では日常として降りかかる。
しかし、家に帰れば光があった。
高校時代のマドンナだった妻。
無邪気に笑う二人の子ども。
そして、彼の中でゆっくりと芽生え始める“感情”。
怒鳴り声の世界で、
彼は初めて「守りたいもの」を見つける。
これは、
無感情だった男が、家族の愛と現代の闇を通して
心を取り戻していくローファンタジー。
二度目の人生は、
前世よりもずっと眩しく、
そして、少しだけ優しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-12-26 03:16:20
4160文字
会話率:13%
感情のない「無情令嬢」アレクシアは、5歳上の軍人クロノスと結婚した。人を愛せず、愛されることもない彼女にとっての結婚生活は淡々としたものだった。二人の出会いから5年後、クロノスは戦場で生死不明となり、軍部によって死亡判断がくだされた。
――感情のない自分は、全然悲しくない
そう思ったのにも関わらず、アレクシアは生まれて初めてボロボロと涙が溢れてきたのだった。
クロノスは、アレクシアに5枚の手紙を届けるように遺言を残していた。
しかし、宛先は、アレクシアの知人、宝石商、退役軍人、医者、そして最後に宛名なし、とみなバラバラ。
クロノスが「生きているかもしれない」という可能性を捨てられなかった彼女は、彼の遺した手紙を掴むと、衝動的に旅に出るのだった。
どうして、クロノスは手紙を残したのか。一通の宛名のない手紙は誰に宛てたものなのか。アレクシアは旅先で、様々な人間と触れていくことで少しずつ真相と自分の感情を知っていく。
これは、不器用な旦那様と無感情の令嬢が紡ぐ「愛」のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 09:11:37
142834文字
会話率:39%
学校にいる誰よりも魔法を勉強し、成績優秀な少女ルシナ。
学校帰りに軍人に襲われたとき〈ハイド〉に所属する魔導師ライザーに助けられた。
〈ハイド〉とは、国家機密の情報を敵国から奪ったり、戦闘以外の依頼も受ける、精鋭魔導師達である。
ルシナは魔術の才能を買われ、上官の指令でライザーとタッグを組むことになった。
経験無しのルシナはライザーの足を引っ張るが、気にする素振りもなく依頼をこなすライザーに……
実践経験全く無しのルシナ、
何をしてもほぼ同じ反応のライザー。
そんな二人が協力して敵と戦います!
あ、ちょっぴりラブコメもあるかも…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 00:06:55
32742文字
会話率:34%