辺境の片田舎に異端の赤ん坊が誕生する、名をアレク・クリューエル。
親族と神官のおじいちゃんしか存在を知られる事なく、アレクは10歳の年を迎える。
【選定式】神から託される職業の宣告、無名にして天才であったアレクに託された職業は神話に
しか存在しない「大賢者」だった。
噂を聞きつけ英雄が来訪する、勇者「ラインハルト・ミュラー」。
だが勇者は知らなかった、大賢者になった少年には決定的な欠陥があった。
最強の職業「大賢者」のアレクは貧弱だったのだ、想像を絶する弱さ。
HP1
そんなアレクは最強であっても常に死と隣合わせ。
これは、HP1の大賢者と子供のお守りをする勇者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 03:01:23
131599文字
会話率:47%
ある日突然、世界は動き出した。無名の天才技師レオン・リンドヴルムが開発した機械人形(ミレス)の台頭により、人類の生活は一変した。給仕、洗濯、家庭教師に御者。遺体処理や果ては殺人まで、今まで人間自らが行ってきた雑務は全て機械人形が担うようにな
っていった。人々の日常は幸福に満ちていた。
機械人形師を志して王都へやって来たばかりの少年、ユーリ。まだ右も左も分からぬ彼が、ふらりと迷い込んだ廃屋の一室で出会ったのは、薄桃色の髪と琥珀色の瞳を持つ可愛らしい、しかしどこか刺々しい雰囲気を纏う、製造者も製造年月日も、主さえも不明の野良機械人形「エトランジェ」であった。
歴史は駆け巡り、また君に出逢うだろう。生きている限り、走り続ける限り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 00:00:00
3076文字
会話率:36%