ジュエリアル帝国第二皇子レオンハルトの元に、皇太子である異母兄アデルバートの危篤の報せが届いた。
病床の兄の元へと急ぎながら、レオンハルトは兄と過ごした日々へと想いを馳せる。
兄と出逢った日、兄と夕陽を見た日、兄の腕の中で眠った日――
―。
幸せだった幼い日々を想い出すたび胸に刺すような痛みが走るのは、自らの犯した罪のせい。
償うことも赦されることもない罪を抱えたまま、レオンハルトは最愛の兄を見送った。
数ヶ月後、兄の葬儀のあと新たに皇太子となったレオンハルトの前に一人の侍女が現れる。
レオンハルトの異母妹たちに仕える彼女は元々、第六皇妃のローズマリーが祖国から連れてきた侍女だった。
かつて皇太子妃候補と噂されながらも皇妃として皇帝に嫁いだローズマリーは、レオンハルトにとって今なお忘れられない初恋の女性。
そしてアデルバートが最期に呼んだのも、彼女の名前だった。
妹姫の懺悔、侍女の昔語り、父による断罪。
最愛の兄の死後、次々に明かされる真実に、レオンハルトは自らの犯した罪の重さを知る。
※現代パートと過去パートが交錯して話が進んでいきます。
※最初の方は皇子とゆかいな従者たちが主ですが、最終的にはシリアスです。
※ざまぁは無いし、救いもないです。レオンハルトは終始どうしようもないです。
※ハッピーエンドがお好きな方はご注意ください。
※本編はすべてレオンハルト視点で進んでいきます。
※レオンハルトの半生をダイジェストでお送りしてる感じです。
※本編完結済です。
※現在レオンハルト以外の登場人物視点の番外編を不定期に更中。
☆或る側妃の献身
最愛の姉を喪ったセレスティアが色んな人に色んな人の面影を求めて依存していく話。
☆或る教育係の渇望
ブラコンとか初恋とか忠誠心とかいろいろこじらせたジャンが無い物ねだりして迷走する話。
☆或る侍女頭の内証 ※現在更新中※
自己肯定力低めのステラが様々な出逢いによって自分にとって一番大切なものは何かを考える話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 00:00:00
576314文字
会話率:26%
平民との間に子を作った両親。婚約者を疎い、その姉と浮気した王子。
身分も忘れるような愛を欲した、無い物ねだりをしたある公爵令嬢の話。
※ハッピーなエンドは無いです。
最終更新:2024-05-06 12:00:00
19106文字
会話率:26%
何事も───死が先に来る。
【本当の正義の味方】に成ると“約束”したくせに、少女は呆気なく、いとも容易く、自らの意思で自殺した。
それでも何ら変わる事の無い、不幸で不公平な世界。そんなどこか薄情な世界に代わって、僕の季節は巡り始めた。
【シキガサ】という偽名を名乗った少女の【自殺】を経験し普通の高校生に成った僕、どこか白っぽい矢車天音。
どこか垢抜けていて、赤っぽくて格好良い同級生、【令和のモーセ】こと抱月舞香。
完全無欠。なんでもできるけれど、どこか青い【天才】出雲大河。
真実を透明な鏡のように映す【探偵】線上真矢。
黒服で身を包み大太刀を持った【人殺し】の大男。
そして【自殺】したくせに蘇った、【シキガサ】を名乗る少女。
【シキガサ】に言わせれば、“無い物ねだり”で生まれたから“なんでも有る”この世界で、僕たちは不思議な儀式に巻き込まれる。
【この世】と【あの世】の対局───【超常現象】。
盤上の駒が裏返り成るように、次々と明るみになるそれぞれの真実が白々しい世界に照らされる。
僕もまた自らの色を示し、残酷な真実に正義を振りかざす。
【本当の正義の味方】に成ると約束したくせに【自殺】して、そして蘇った【シキガサ】の矛盾を照らすのは【この世】の色と、七十億の不平等。
世界が終わる時、人が死ぬ時、本当は前兆や警告もあるし、不思議な事だって起こり得るのだ。 この世界は、“無い物ねだり”で生まれたから“なんでも有る”のだから。
蘇った少女の【シ】の意味を色で説く。
僕らの季節は死さえも超えて───答えは明かすまでもなく、世界の余白に透かされる。
令和の異才、天才が描くのは文字通り異色の、異彩天災サスペンスミステリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 05:59:14
546文字
会話率:0%
雨降りの週末だった。とくに何が、というわけでなく、心ここにあらず。空の箱になっているようで、押さえると凹みそうだった。無い物ねだりが重なると、こうなるのかと思った。
最終更新:2020-05-18 05:36:10
255文字
会話率:10%
ぼくのことをわかって欲しい、そう思っていたけれど、それは、無い物ねだりだとうすうす、感じてきて、そろそろ、確信になろうとして、ふと、孤独、と言葉が出た。
最終更新:2020-05-15 05:51:21
388文字
会話率:0%
親友どうしの二人は、小さなライブサロンで再開を果たす。かつて高校の吹奏楽部で、一緒に音楽を楽しんだ相手の姿は、随分と様変わりしていた――かたや、音楽の道を進む者。かたや、それを諦めた者。
自分はあのときなりたかった姿にほんとうになれていた
んだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 20:00:00
2968文字
会話率:24%
彼は無い物ねだりばかりしていた。
彼は検索ばかりしていた。
毎日無機質に揺蕩うように生きている彼が、深く深く思索の海に潜り込む。
不安定な文章で描かれる彼の思索の深海。
最終更新:2017-03-14 15:00:00
3777文字
会話率:10%
男に産まれたかった女が、神様の不手際で女性が溢れた世界に役目を与えられて転生して、ハーレム作り子づくりし、やがて役目を終えたのち、神様とその世界で追いかけっこをするだけの話。
無い物ねだりの魂が神様に気に入られる、馬鹿で頭のおかしい下品な
お話しなので、読む際はご注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 18:00:00
8296文字
会話率:32%
無い物ねだりのお話。
最終更新:2015-11-22 18:04:00
281文字
会話率:17%
無い物ねだりは世の常で
最終更新:2015-03-22 13:36:55
277文字
会話率:5%
私は産まれた時から病弱だった。そんな私には、健康で誰よりも恵まれている妹がいる。
『病弱な姉と健康な私』の姉視点です。
最終更新:2014-10-19 00:06:35
4166文字
会話率:38%
天上の美貌を持った才能溢れる妹は溺愛され、そこそこの容姿の凡骨な姉は虐げられて育ちました。
普通なら家族を嫌い妹を呪い世を憎む所ですが――その姉は、普通ではなかったのでした。
「今日も私のような愚図で愚鈍な屑石が呼吸を許され、餌を与えら
れ、身を清め、勉学が出来るのも全ては美しい妹姫様とお優しい旦那様方のお陰! この不肖柊、今日も誠心誠意皆様の為に生きる所存にございます!」
無い物ねだりをせず、与えられた物に満足し、周囲に感謝し己を磨き続け、自分は最高の幸せ者だと本気で思っている物理的にも精神的にも最強になってしまった平凡な姉様のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-04 22:02:12
8614文字
会話率:34%
不出来な僕の弟が自殺しました。弟の自殺の理由は、何だったんだろう。
最終更新:2013-11-17 10:17:23
4369文字
会話率:2%
ほしいものはたくさんあるけど
手に入れることは難しい
最終更新:2013-09-09 23:20:34
201文字
会話率:0%
か弱い少女の憂鬱物語。
独り言。
最終更新:2013-04-22 13:00:00
679文字
会話率:0%
昔からいじめられてたけど負けたくないからがまんしてた。それだけの強さが彼女にはあった。
誰も傷つけられないし、触れられないし、越えられない。それだけの強さが彼にはあった。
無い物ねだりもいいとこです。
最終更新:2013-02-17 03:40:19
851文字
会話率:20%