世界は傷つき、壊れた。真紅に染まった空は、人間の醜いココロを反映したように重く深かった。
終焉に近い世界の中で、新たな敵の存在が明らかとなった。それらに対抗する手段として育てられれた少女を人は、云う。
ー終焉の真紅(紅の魔女)
本作は
、終焉の真紅と呼ばれる少女の一人 湯川凛の視点 で紡がれる前日譚だ。
湯川凛は、科学者であり国立の研究所で働く両親と超天才である妹がいる。3人に比べて一般的な能力である凛は、家族からは空気のような扱いだった。また、学校でも妹と比べられた上にいじめられてしまい精神的に崩壊しかけていた。
自殺しようか、逃げ出そうかという状態にまで追い詰められ校舎の屋上にいたときにスーツ姿の女に銃で撃たれてしまう。
目が覚めた時、両親からは存在を放棄されたと説明され 新聞記事を手渡される。そこには、自身がいじめを苦に自殺したと書かれており驚くも 目の前の女が薄ら笑いしている情況に察しをつけたのだった。
少女が、終焉の真紅と呼ばれるようになるまでを描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 18:04:21
13767文字
会話率:40%
湯川凛(ゆかわりん)と泉灯(いずみあかり)は、十年来の付き合いがある親友。
そんな二人の関係が、サッカー部員の沢田くんの関与により、次第に崩れていく。
※若干、百合(女子同士の恋愛感情)っぽいものが含まれています。
最終更新:2014-07-11 01:26:03
3945文字
会話率:26%