一人きりの部屋で女性が失われたものを挙げていく『壊れている時計にかんしていえること』
自分の人生を青年が見つめる『靴跡』
歪んだ家族の形を描いた『惑乱』他、全235編の短編集です。
最終更新:2024-11-13 12:22:12
371257文字
会話率:11%
レティシアとリュシアンは、歪んだ家族の中で生きてきた。一歳しか違わない姉と弟は、二人で寄り添いながら生きてきたのだ。けれど、リュシアンが留学先のバルバ帝国で事故にあって死んでしまった。その知らせが来た時から、レティシアの心の一部も死んでしま
ったのだった。レティシアの婚約者のジョエルは、彼女のことをずっと守っていくつもりだった。そんな二人の前に現れたのは……。「苦い恋」シリーズです。三話か四話くらいになる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 23:58:25
18892文字
会話率:32%
家族を失った少年は、ラブホ街で後輩の少女と出会った。
成り行きで少女と行動することが多くなった少年は、少女との交流の中で彼女の歪みや抱えているものを知り、自分自身の過去と向き合って成長していく。
これはそういうお話です。
最終更新:2022-10-15 21:01:04
116391文字
会話率:35%
母が亡くなった。遺品整理に、娘と実家に訪れる。私の心境は複雑だ。
母子の相剋と許しを描いた千文字短編。
なろうラジオ大賞応募作品です。
キーワード全部盛り。
最終更新:2021-12-03 09:08:13
1000文字
会話率:20%
『おじいちゃんが亡くなりました』
田宮浩司は三流大学の院入試に失敗して以降、東京の片隅でいつまで続くともしれぬ空虚な毎日を過ごしていた。
ある日、埼玉の実家から祖父の訃報が届く。
浩司は祖父の死に立ち会わなかった後悔と、実家へのコンプレッ
クスの中で揺れ動きながら、約十年ぶりの帰郷を果たした。
一週間遅れの葬儀、祖父の死に際しても仕事漬けの毎日を送る父、祖父の死に神経をすり減らした妹、葬儀を巡りますます確執を深める母と祖母、そして祖父の残した会社を一人守ろうとする従伯叔父――ありふれた、しかしどこか歪んだ家族の中で、浩司は家族の姿と自分自身に違和感を募らせる。
果たしてこの家族の中、祖父はどのような思いで生き、死んでいったのか?
自分はどのように生きるべきなのか?
自らの人生を見つめ直すため、浩司は祖父の遺した思いと祖父の人生に迫ろうとする。
そして迎えた祖父の葬儀の日、祖父のかつての戦友を名乗る人物が現れ、浩司は祖父の犯した罪と苦悩を知る事になる。
しかしその時、日本が変わった『あの日』が訪れた――。
――――
兵士として、社長として、父として夫として、そして障害を持つ老人として生きた祖父。
祖父の生涯を垣間見ることで、親から子へ、子から孫へと説かれる『生き方の自由』に触れる、ヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 22:19:19
89877文字
会話率:54%
昭和初期。荒んだ世界から切り離されたように、静かな桐之院(とうのいん)のお屋敷があった。
孤独を愛する老紳士・桐之院良隆子爵と、賢く麗しき息子・悠之介。
女中として奉公にあがった15歳の少女・美佐は、平和に見えて歪んだ家族の内情を知り
、その全てを「日誌」に書き綴る。それは美佐の仕事であり、日誌こそが全ての「鍵」である。
沼のように深い闇と、ミルフィーユのようにめくってもめくっても出て来る謎の数々に、ハラハラドキドキ。
複数の謎が絡み合う濃厚なサスペンスヒューマンドラマ。
初日のみ三話公開、以後一日一話更新、最終日のみ二話更新。全十二話、予約投稿済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-07 01:00:00
25484文字
会話率:35%
子育てに拒否反応の強かった母。母への思慕の情を捨てきれない『私』。なぜ愛されないのか、なぜ疎まれるのか。娘から母への、少し歪んだ家族関係を描いてみました。
この短編は日本文学館のエッセイコンテスト『母へ――。』で受賞した作品です。400字
詰め原稿用紙4枚までという条件があったので、装飾のほとんどを省いてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-09 17:24:12
1351文字
会話率:21%