新しき事柄、もたらさるるとき、摩擦生まるるは、よくあること。
しかして、そを利用して私腹を肥やす者、ありけり。
最終更新:2023-11-24 21:40:01
952文字
会話率:62%
不動産屋にとって、幽霊が出るという噂により不動産価値が下がることは頭の痛い問題である。賃貸物件なら一時的に家賃が下がるのは勿論、下手をすれば借主が見つからず、不良物件として経営の根幹を揺るがしかねない。
近衛不動産超常現象検証機関は、超常現
象的な観点から不動産の安全性を保障・提供することにより、不動産関係者からコンサルテーション・フィー等を得ている組織であった。
外資系金融機関をリストラになった森田健介は、昨年夏に面倒見のよい不動産屋からこの会社を紹介されて、データ分析専門家として採用された。分析の専門家なのだから、直接霊と対峙する必要はないはずだったが、もって生まれた才能か先祖の因果か、森田は本人の望みに反して心霊事件に巻き込まれていく。
今回の依頼は廃園となった遊園地、裏野ドリームランドに纏わる連続幼児失踪事件の『噂』の調査。事件ではなく『噂』であるから始末が悪い。調査は『噂』の根拠を辿ることから始まった。
妖狐のエージェントである三人の美女が参入。爆笑しながらも恐怖を感じ、更に人としての在り方を見直せるとか目指していますが。人としての在り方を見失った部分もちょっとあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-02 19:56:26
66584文字
会話率:24%
外資系金融機関をリストラになった森田健介は、面倒見のよい不動産屋に近衛不動産超常現象検証機関という会社で働いてみないかと紹介される。
理系の知識を持つ大人の主人公が見事な分析力と洞察力をもって霊を退治する作品を作る予定でしたが、直観的な判
断力を生かして動物的に、下品に問題を解決していく話になってしまいました。
書きなおす時にはきちんとしたものにしたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-04 01:15:38
25483文字
会話率:26%