20××年、北海道石狩振興局南部に位置する支笏湖を震源とした、マグニチュード7.1の「石狩地震」が発生。札幌市の中心街にまで被害が及び、約1000人の死者を出した。その後、一週間おきにこのような規模の地震が日本各地で観測され、全国に緊張が
走った。
その四カ月後に、東京都立川市緑町にて「立川断層地震」が発生した際に、震源付近の防犯カメラにゴスロリ女が不審な動きをしているのを捉えていた。
政府はこれに目をつけ、近頃起きた大地震の震源地付近に設置されていた防犯カメラを各道県議会らに確認させたところ、同一人物が写っているのを確認した。
政府はこの女を捕らえるために、全国に警官と自衛隊を派遣。
全国各地で物々しい雰囲気となっていた。
そんな中、ある日の夜。一人の20歳男性、千羽大雅(せんば たいが)は散歩で公園を歩いていると、10代後半だろうか。ゴスロリ女に遭遇した。
その女は儀式らしきことを行なっており、警官が駆けつけてきて、この場から立ち去れと言われる。
しかしそのゴスロリ女は俺以外の時間をとめ俺に話しかけてきた。
「私異世界から来て、宿暮らしが飽きたからあなたの家に泊まらせてくれないかしら」
俺は気の毒に思い家に泊まらせることに。
この女は悪い人ではないらしく、事情があって地震を起こしていたそうだ。
俺に誤解が解けても、政府、防衛省、警視庁に、この女が見つかってしまったら即捕らえられてしまうので、見つからないように、生活することになる。
この女はアイネ・ガルシア。略して「あい」と言って、あいは異世界に今の魔力では帰れず、魔力を莫大に宿ることができ、帰れる方法はただ一つ、「契りを結ぶこと」だ。
「私と、契りを、結んでちょうだい!」
「は?」
千羽大雅という男はそんな厄介ごとに巻き込まれることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 14:12:09
16310文字
会話率:46%
東京都立川市の上空に、突如巨大なUFOが出現した。
当時は日本中が大騒ぎだったが、半年経った今では、それは当たり前の光景に。
なぜならUFOは、あらゆる電子機器で観測することができない存在だったからだ。
銀城つばさは、北崎女子高等学校の新
一年生。
中学の友人たちとは別々の高校に進学してしまった彼女は、孤独を嘆く。
そんなつばさが出会ったのは……。
古風なフィルムカメラで、UFOを撮影する少女。
ちょっと風変わりで、だけどどこにでもあるような、つばさの高校生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 16:10:39
84190文字
会話率:40%
東京都立川市。西東京屈指の歓楽街を有するこの街に、北村博文は住んでいた。高校からずっとつるんでいる、「堀江一」「中島平太」そして彼女の「藤澤春花」。毎週末に集まるこの三人さえいれば、四人の世界は完璧だった。そう、誰一人として欠けなければ…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-27 01:10:06
15742文字
会話率:59%