「Fランクの雑魚は、もっと雑魚らしく卑屈になってろってんだよ」
槍使いのルイスは冒険者を始めて半年にもなるのに、冒険者ランクはいまだに最底辺を示すFランクのままだった。自分よりも後から冒険者になった者たちが次々とEランクに昇格していく中で
、ルイスだけが取り残されていた。日々の訓練を欠かさず続けていても、人並みがせいぜいの身体能力。一緒にパーティを組む幼馴染みのチェルシーは笑顔を向けてくれるが、ルイスは自分の不甲斐なさに歯噛みする毎日だった。
そんなある日、ルイスは薬草採取のクエスト中に遭遇したチンピラ冒険者たちによって叩きのめされ、幼馴染みのチェルシーを奪われてしまう。ルイスは失意の中、森の奥の洞窟で台座に突き刺さった一振りの槍と出会う。声に導かれて槍を引き抜くと、光り輝いた槍は、全裸の美少女の姿へと変身し、ルイスに抱きついてきた。「ご主人様~、ずっと逢いたかったよ~!」 仔犬のように懐いてくる少女に戸惑いながらも、力を手にしたルイスは幼馴染みの少女を取り返すために駆け出していく。
一方、チェルシーを奪ったチンピラ冒険者たちの前には、強大な魔物が迫る。魔獣マンティコア──それは未熟な冒険者では到底かなわない、凶悪な人食いモンスターだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:02:33
13659文字
会話率:35%
「クリード。お前は俺たちのパーティの寄生虫なんだよ。とっとと失せろ」
迷宮都市でAランクパーティに所属していた【盗賊】のクリードは、個人戦力よりもパーティのためにと思い、探索・サポート系のスキルをコツコツと磨いてきた。だがパーティリーダー
のジェラルドから、モンスター討伐に貢献していないと言われ、役立たずの無能扱いされたクリードはパーティから追放されてしまう。
途方に暮れるクリード。そこに新進気鋭のBランクパーティから「是非ともうちにきてほしい」と誘いがかかる。美少女冒険者三人のパーティに加入することになったクリード。少女たちはその卓越した技術の数々に目を見張ることとなる。
「ジェラルドさん、だっけ? バカだよねその人たち。これほどの腕を持ったクリードさんを手放すなんて、ありえないよ」
クリードが加入したパーティが躍進を遂げる一方で、ジェラルドたちは思い通りに進まないダンジョン攻略に苛立ちを募らせていく。それが後に起こる一つの事件の引き金となることを、彼らは知らなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 18:02:17
26270文字
会話率:29%
▼キャッチコピー
規格外の少年、普通の冒険者生活を始める(普通になるとは言ってない)
▼あらすじ
聖騎士団で訓練を続ける見習いたちの中でも、圧倒的に抜きん出た実力を持つ少年ケヴィン。すぐにでも正規の聖騎士に推薦できると太鼓判を押された彼は
、それを辞退して冒険者になることを決意する。真に実力ある聖騎士になるためには、幾多の実戦経験をくぐり抜ける必要がある──それが大英雄とも呼ばれた父の教えだったからだ。
心機一転、冒険者としての第一歩を踏み出したケヴィンだったが、Fランクの新人冒険者である彼がパーティを組むことができたのはDランクの若き女性冒険者たち。冒険者ランクでは格上の彼女たちが求めてきたのは、ケヴィンの神聖術の力を使った癒し手としての役割だった。
「ケヴィンは新入りなんだから、ワウたちの言うことを聞かないといけないんだぞ! じゃないとすぐに死んじゃうんだからな!」
先輩冒険者である獣人族の少女は、新人は危険だから前衛に出るのはダメだと言うのだが……。首を傾げながらも従うケヴィン。しかしそんなチグハグな冒険者パーティに対して、予想もしていなかったアクシデントが襲い掛かる──!
これは規格外の実力を持った少年が、先輩冒険者のお姉さんたちと共に繰り広げるドタバタ日常冒険ストーリー。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 18:00:00
106513文字
会話率:38%
我々の住む世界とは異なる歴史を歩んだ世界の一つで、一人の坊主が立ち上がる。
荒んだ世の中と人々の心を正すため、世に蔓延る妖怪たちを退治するため。
今日も坊主は日夜世のため人のために戦う!
これはそんな一人の修行僧の愛と勇気の物語……だったら
よかったのにな。
※このお話はあくまでコメディーメインのファンタジーです。主人公に最強要素はあるものの、冒険や成長をメインにしたお話ではありません。あしあらず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-23 06:00:00
21297文字
会話率:44%