令和5年8月6日、ボクは広島の病院で90歳の曾祖母ちゃん(父の父の母)に会って、彼女の80年前の白黒写真を目にした。
それは天使みたいにすごく可愛らしい女の子だった。この子を生身で拝見してみたい。時の流れは残酷なものだな。なんで自分があの
時代にいなかっただろうと残念に思ってしまった。
「この子に会いたいか?」
「はい」
そして気がついたらボクは昭和18年にタイムスリップ? しかも当時の曾祖母ちゃんの体で!?
そのまま元の時代に帰れず、幼女として戦争時代を過ごしていく。
『夏のホラー2023』公式企画の参加作品です。
注意:広島を舞台として、第二次世界大戦や原爆にも関わってシリアスな描写もあります。
短編のつもりだったが、結局意外と長いので3部分に分けました。1日1部分投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 19:06:33
8904文字
会話率:39%
さえない会社員『橘裕也』は祖父の家で一人暮らしを満喫していた。しかし、男の一人暮らしは部屋が荒れ放題。そこで親の紹介でお手伝いさんを雇うことに。やってきたのは昭和初期の無表情女中さんの『ミツ』だった。
昭和と令和のジェネレーションギャップに
戸惑いつつも二人は交流を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 21:06:40
13790文字
会話率:51%