私はすぐに傘を忘れる。
コンビニに入る度に、通勤のバスの中に、仕事帰りのジムに。
見かねた友達が誕生日プレゼントに買ってくれたちょっといい傘も一月でなくして、しばらくLINEが既読無視になったのは辛い思い出だ。彼女は反省させるために心を
鬼にして無視したのよと言ってたけど、本当に嫌われたと思ったので毎日泣いていた。
それでも次の傘を一週間でなくすんだから、私の失くしもの癖はどうなっているのだろう……。
「いよいよ、ハイブランドの傘を買うしかないんじゃない? Diorだと20万の傘とかあるよ。自分の一ヶ月分の給料と思いながら使えばどうよ? 怖くて手放せないんじゃないの? 」
仲直りしてすぐに友達に言われて、初めて買ったハイブランドの商品。給料一ヶ月分の傘を持って歩く、初めての帰り道。
私はなぜかその傘で、ゴブリンを撲殺した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 20:00:00
4988文字
会話率:53%
いつもならどんなメッセージも既読無視する少女がスタンプを返してきた。
そんな事実が『会いたい気持ち』を増幅させる。
少女と知り合ったのは夏を間近に控えた夜の駅。
いつからか改札前で見かけることが多くなっていた少女だったが、不意に視線が合っ
た直後、彼女はこう切り出した。
「アタシとシてくれたら、勝手に捨ててくれればいいよ。そのまま死ぬから」
あまりの言い草に命と処女くらいは守れと返せば、少女は笑いながらさらに言い返す。
「処女とかそんなクダラナイもの、守ったままで死ねるかよ」
――これは突拍子もないセリフから始まった『ラブコメ』。
<登場人物>
・一生《いっせい》:主人公、大学院生(博士課程)
・姫星愛《きらら》:(たぶん)ヒロイン、JK
※全3話構成(予折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 08:00:00
3714文字
会話率:60%
いつもならどんなメッセージも既読無視する少女がスタンプを返してきた。
そんな事実が『会いたい気持ち』を増幅させる。
少女と知り合ったのは夏を間近に控えた夜の駅。
いつからか改札前で見かけることが多くなっていた少女だったが、不意に視線が合っ
た直後、彼女はこう切り出した。
「アタシとシてくれたら、勝手に捨ててくれればいいよ。そのまま死ぬから」
あまりの言い草に命と処女くらいは守れと返せば、少女は笑いながらさらに言い返す。
「処女とかそんなクダラナイもの、守ったままで死ねるかよ」
――これは突拍子もないセリフから始まった『ラブコメ』。
<登場人物>
・一生《いっせい》:主人公、大学院生(博士課程)
・姫星愛《きらら》:(たぶん)ヒロイン、JK
※全3話構成(予折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 08:00:00
3415文字
会話率:52%
「つながり」をテーマに書いたエッセイ(短編小説?)。
あなたが既読無視されていると感じたとき、実は誰かの光になっているのかもしれない。そんな話。
最終更新:2022-03-04 02:56:25
1157文字
会話率:0%
忙しいって言わないで
俺以外に心を無くさないで
最終更新:2020-12-09 22:19:16
1037文字
会話率:20%
ワンドロ企画により
お昼寝、午後の紅茶、既読無視をテーマに書き上げました。
幼馴染の恋のお話
最終更新:2020-11-21 16:53:40
2108文字
会話率:19%
一時間小説です。またです
最終更新:2020-11-21 12:33:50
2210文字
会話率:38%
リハビリお題小説第5弾!
今回のお題は「既読無視」( ˃ ⌑︎ ˂ )
最終更新:2020-09-12 21:07:25
203文字
会話率:0%
さんざんネタにし尽くされたはずで、ほとんどの人が理解しているはず。
それなのに未だにラインの返事に関して文句を言われたので個人的な考えをささっと書いてみました。
最終更新:2018-08-04 08:00:00
1638文字
会話率:12%
病床の老人「渡辺重雄」は、死の間際に思い出す。
子供の頃に触れ合った、最初で最後の文通相手の事を。
それは仄暗い地下の奥深くにあるノートを介して行われる、不思議な文通だった。
相手の姿を見た事は無い。一日地下に置いておけば、返事が書き込まれ
る。ちょっぴりホラーな文通相手。
今、「彼女」はどうしているだろう。それだけが渡辺の心残りだった。
渡辺は、まるで走馬灯のように「彼女」とのやり取りをノートに書き込んでいく。
もう返事が書かれる事も無くなった、ただの汚れたノートに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 20:00:00
9075文字
会話率:52%
スマートフォンのない世界。現代の「メッセージ」のあり方を古い世界に投影した。
最終更新:2015-12-16 01:23:14
1017文字
会話率:5%
タイムリーな時事ネタ。400次詰め原稿用紙3枚ほどです。
最終更新:2014-09-13 03:11:48
952文字
会話率:0%
友達から「LINEの既読無視が多いよね」と言われた。
スマートフォンはポケットに入れたまま歩いていると勝手に電話をかけてしまうこともあるので、そういった些細なミスで既読にしてしまっているのだと思って余り気にしないでいた。
違う日に別の友達か
ら「あれは無くない?」と言われた。
聞いてみると、LINEで友達の相談に私が酷いことを言ったらしい。履歴を確認してみると、確かに辛らつな言葉を投げつけた跡があった。
私の知らない私が、スマートフォンから増殖する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-28 14:15:12
3000文字
会話率:19%