アラサーで勤労学生となり、努力を重ねた理学療法士になったリュウカ(男性)。
リュウカは理学療法士になれば収入も安定して、素敵な出会いもあって、見える世界が変わると信じていました。
でも、現実はそんなことはなく、仕事に行くのも億劫で、放課
後等デイサービスをつくるという子供たちとの約束も叶えられず、うつ病寸前になっていました。
そんなある日、息抜きに近くの山の展望台を訪れたリュウカ。
長い階段を上がっていく途中、空には輝かしい虹がありました。
その虹へ手を伸ばそうとしたとき、リュウカは足を踏み外します。
虹へ手を伸ばしたまま空中へ投げ出されたリュウカは不思議な光景を目にします。
まるで虹に包まれるような……
気がつくと、そこには知らない景色が広がっていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 00:07:36
2470文字
会話率:37%