それは冬の癒し。
張り詰めるような風が吹く仕事の帰り道、その路地裏で見つけた一匹の捨てネコ。
思わず拾ってしまったネコとの距離感は、春の訪れとともにゆっくりと近づいていく。
しかし、ある日突然、彼女は「彼女」になっていて──
「おはようご
ざいます。朝ご飯出来てますよ」
「おかえりなさい。お風呂、沸かしておきました」
「おやすみなさい。その……今日は、手を繋いで寝ても、いいですか?」
家に帰ればネコがいる生活。それはいつの間にか彼女に甘やかされる日々に変わっていた。
平凡で優しい彼と、拾われた一匹のネコの歩み寄り。変わらない彼と、甲斐甲斐しい一人のネコの温かい日常。
これは、そんな二人が送る、ゆる甘ネコ様ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 18:41:01
287265文字
会話率:36%
猫に守られて生きて来た実話。
最終更新:2022-03-22 06:16:37
1421文字
会話率:3%
―――家族を目の前で殺された佐藤 紬[つむぎ]
大切な家族を失ったせいで心にぽっかりと穴が開いてしまった。
つらい毎日を過ごしている時に、三匹の捨てネコと一人の男の子が現れる。
彼は、佐藤 詩織。
二人は似ている部分がとても多く惹きあっ
ていくのだが……。
二人の関係がまさかの結末に。
その衝撃と絶望のクライマックスにきっとあなたは涙する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 12:00:00
11572文字
会話率:47%
ネコの飼い始めから、現在まで
最終更新:2021-02-09 09:00:00
613文字
会話率:0%
私は一人で生きていく――
天宮星(あまみやひかり)が入学した高校に教育実習生としてやって来たのは、あの雨の公園で傘も差さず、一匹の捨てネコに寄り添っていた、結城昴(ゆうきすばる)だった。
最愛の父を亡くし、過去に母から受けた傷を抱え
た星の絡まった心の糸を、優しく解いていく昴。
捨てネコ――雪(ゆき)が繋いだ二人の物語。
※旧題「空の雫」
※本作は「カクヨム」と「エブリスタ」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-02 15:43:13
80071文字
会話率:41%
捨てネコと出会った少年の、日常的な切なさとくだらなさに溢れた、心に温もりを与える物語。ひとつの「喪失」を乗り越える短編小説。記念すべき夜影のデビュー作です。
最終更新:2008-08-18 15:46:34
14642文字
会話率:47%