保育園に通っていた私が“なぜなぜ期”に入ったのとちょうと同じ頃、マンションの隣の部屋に住んでいる霧島真也くんはいろいろなお話を作るようになった。
――どうしてかぜがふくの?
「それはね、かみさまがオナラをしたんだ」
普段は物静かな
真也くんも、そういう話をする時だけは饒舌になる。私は真也くんの作ったお話を聞くのが大好きだったから、一緒に小学校に入学しても彼にずっと質問ばかりしていた。
――どうして空は青かったり、赤かったりするの、黒かったりするの?
「それはね。空に絵を描きたい神様が三人もいるからだ。朝の神様は早起きして、空を青く塗って白い雲を描いている。夕方の神様はのんびり起きてきて、頑張って赤い絵の具を塗る。でも、すぐに夜の神様が邪魔しに来て、空を真っ黒にして星を描いちゃうんだよ」
私はずっとずっと質問ばかりして、真也くんはずっとずっと捏造ばかりしているものだから……いつしか、彼の作るお話は壮大な神話のようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 17:01:21
10116文字
会話率:15%
魂だけになって輪廻転生の輪をぐるぐる回っていたら、異世界を作った新米女神にクジ引き感覚で輪廻転生の輪から引っこ抜かれた主人公。
唖然としてたたずむ魂に女神が望んだのは、
『勇者として魔王を倒して!』ではなく
『暇つぶしに世界をどうにかし
てみろっ!!』でもなく、
『魂の運営関係上必要だっただけで、特にどうこうしろといわけではないですよ?』でもない!!
『貴方の世界の知識を、私の世界の発展のために生かしてみませんか?』
まるでどこぞの会社の勧誘のような言葉とともに、半ば強制的に生まれたての異世界に落とされ魂は、ため息をつきながら「祟られても嫌だし……」と渋々世界の運営を行うことを決意する。
が、
「人間どころか……生物ですらない、無機物なんだけどぉおおおおおおおおお!?」
これはとある石が、原始の神話の時代から、一つの国を作り出し世界を変えていく物語。
…†…†…………†…†…
編集ページを開くのに時間がかかるようになったので、物語を分割しました。
第二部「異世界で『賢者……の石』と呼ばれています ――乱歩日記帳――」(https://ncode.syosetu.com/n3849ey/)で引き続き継続投稿していきます。
今後とも応援よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 18:00:00
2003140文字
会話率:44%