とある王国の文官、レイモンド・ベイリーはベイリー家という貴族の三男で――転生者だった。
ある日。獣人族の侵攻によってレイモンドが所属している王国は滅亡の危機に陥いる。
そんな中、彼は国王の側近の1人である今世の父親からの命令(命令と
書いて脅迫と読む)により、外交官として獣人族との交渉役を押し付けられてしまった。さらに、レイモンドの前に外交官を務めていた者は全員――二度と帰って来なかったという。
転生特典、なし。剣の才能、なし。使える攻撃魔法、なし。むしろ使える魔法は攻撃魔法が全く含まれていない【生活魔法】と【補助魔法】のみ。あとは前世で習っていた柔道。(ただし、獣人に通用するとは思えない)
結論。――無理ゲー。
記念すべき初外交が超ハードモードになってしまったレイモンド。彼は半ば死を覚悟して外交に臨んだ。
そして彼はある男――狼の獣人と邂逅する。
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※本作では獣耳と尻尾が生えた人(半獣人)を獣人族として扱っています。動物に変身することはありますが、獣顔にはならない特殊な種族です。(ただし、一部を除く)
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 12:53:16
408041文字
会話率:55%
万年Eランクの探究者として暮らすトイ・フォンド。ダンジョンは生きていると嘯く彼の言葉を信じる者はいない。知識があっても弱くて嘘つき。付けられた二つ名は【偽探究者】。そんな彼はダンジョンの中で龍と出会ったことをきっかけに激動の人生が動き始める
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 13:02:09
4510文字
会話率:19%