忌み児として囚われていた幼子は、ある日、黒髪の魔法使いの男に救われた。
旅を続ける二人だが、ある日、男は姿を消した。
青年となった幼子は、諦めずに男を探し、ついに見つける。
最終更新:2024-06-03 18:01:25
6208文字
会話率:9%
誰しもが『ギフト』と呼ばれる、ささやかな能力から一騎当千の能力をも持って生まれるのが『現世』の人間。
だがしかし。 トッティは『忌み児』と呼ばれるほどに何の力もなかった。
それなのに、伯爵夫妻は『トッティであるからこそできる──』と信じ、大
切な大切な……ある意味娘であるパルタよりも大切な少年を引き渡した。
何のギフトも持たない、だが性格的にはとてもかわゆらしい……そんな『麦藁髪のトッティに。』
彼女の雇い主であるレプリオール家に身を隠す為にやってきた第四王子シエル。
そしてあっさりと恋に落ちたトッティはシエルの世話係をたった一人任せられて……
オンラインノベルサイト歌籠(http://utakago.sakura.ne.jp)に掲載されている小説を改稿したものになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 19:17:48
122104文字
会話率:25%
のらねこには大切な人がいます。光に透かすと蒼空みたいに綺麗な深藍の髪と、氷みたいな薄青の瞳を持つおうつくしいひとです。超常の力を持った"神に愛された子供達"の中でも、のらねこの対となる特別なひと。のらねこは喜ばない、怒ら
ない、泣かない、笑わない。人はのらねこを嫌悪し恐怖し虐げる。それでものらねこは、おうつくしいひとの側で微睡むために、おうつくしいひとが微笑むために、がんばるのです。悪い黒の名の通り、"黒剣"の名の通り、邪魔する者は切り捨てるのです。想いも命も一緒くたにして。のらねこが望むのは、おうつくしいひとの幸せだけなのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 18:37:58
19489文字
会話率:27%
五大都市の一つ〝梅香(うめのか)〟の都主・上月はある日、とある事件を切欠に一人の少女を保護することになる。その少女は住んでいた村から〝忌み児〟として追放されていた。面倒を見ているうちに、保護した少女に芽生える感情は一体――?
最終更新:2015-03-29 04:17:19
1513文字
会話率:30%