真夏の炎天下。どこから来たのか分からない、真っ白な葉が落ちていた。吸い寄せられるような白。不思議な魅力を放つそれはなんと...。——『きらめき』
夕のチャイムが鳴る一方で、朝のチャイムが鳴る村があった。しかしある日、ひょんなこ
とからチャイムが鳴らなかったことで...。——『はやおき』
他、計31篇のショートが綴る、何気ないけれど少し奇妙な日常。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 18:00:00
4636文字
会話率:0%
私は生贄だった。
生まれたときには決まっていた、結末を待つばかりの十七年の幕が降りるとき。それは現れた。
秘境の村で終わるはずだった私の、一ヶ月の記録。
最終更新:2023-06-05 21:08:19
10682文字
会話率:27%
いつも通りのはずだった朝に、霜がおりる。
最終更新:2023-01-12 21:24:37
689文字
会話率:6%
日本の悠久な歴史においても神様のくしゃみは禁止されていた。俗人たちを飄々見下すある無名の神が、あろうことかくしゃみをしてしまう。俗世に巻き起こる筈の混乱は如何なる終結を迎えるか。
最終更新:2016-04-04 16:34:37
24080文字
会話率:40%