その男には、妻と幼い息子がいた。
息子が4歳になった年の暮れ、
その男の元に、故郷の村から電話が掛かってくる。
今度の正月に、村へ帰ってくるように。
その際、必ず息子を連れてくるようにと、繰り返し念を押された。
村ではその年に4歳になった
子供を、みこさまとして崇める風習があったのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 02:57:28
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会話率:12%
まだ、子供が生まれる前の僕たちの大晦日。こんな普通の事が二人にはとても幸せだった…。
最終更新:2018-01-01 14:45:47
709文字
会話率:42%