鬱蒼とした森の中で目を覚ました|石羽蒼空《いしばねそうら》は、ケイラという名の少年に拾われて、異世界へと来てしまったことを知る。
元の世界に帰りたいのに、肝心な異世界へ来る前なにをしていた所か、過去の記憶が朧気で思い出せない。
行く宛てのな
い蒼空は、「一緒に暮らそう」とケイラに匿ってもらったその日の夜に、影が現れた。
影は蒼空のことを聖女と呼び、続けてケイラが呪われていることを蒼空に教えた。
影の話によると蒼空が、聖女である限り元の世界の退路が途絶えている。
それ故に、蒼空は魔王を倒してこの世界を救うと所か、ケイラを呪いから解放することさえも叶わない。
聖なる力が、呪いを解くのだから。
元の世界に帰るか。この世界を、ケイラを救うか。
蒼空にとって、大切なのはどちらか選択する運命を背負う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:00:00
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会話率:25%