――過去の記憶を“味わい”ながら、世界の闇と戦う少女探偵の物語――
釜山の市場で育った女子高校生・朴凛奈は、祖母から受け継いだ“時を視る味覚”――キムチを食べることで過去の記憶を視る力を持っていた。
彼女は釜山から日本へ渡り、各地で起き
る「光を奪う」事件と対峙していく。
大阪では“偽りの英雄”を名乗る芸能人の裏の顔を暴き、
富山では消えた遺産と家族の闇に挑み、
東京では都市伝説「幻影都市」の影に迫る。
さらに北海道・京都と旅を続けながら、歴史ある街に隠された「闇」と「光」の戦いに巻き込まれていく。
世界中の“過去”と“闇”を知りながらも、人の心の温かさと、辛さの中にある旨さを信じて、
少女探偵は今日もキムチと共に真実を追い続ける――。
【長編版】の短めの小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 20:30:00
13779文字
会話率:17%
とある大陸の傍にある小さな島。そこには様々な種族が住んでいた。
最も古くからいる獣人。人と獣の力や姿を併せ持つもの。
神々の末裔ニウェウス。エルフの片割れ、奇蹟を受け継ぎ精霊を友とする。
神々の追随者アトルム。エルフの片割れ、魔物を
生み出し精霊を友とする。
小さきドワーフとホビット。大陸から訪れ、片隅で様々なものを商う。
最後に現れたニンゲン。あらゆる種族の原型であり、融通無碍なるもの。
ニンゲンの英雄リトラと仲間達が上陸して百年。
アトルムの集落ライセンに住む少女エアは、村の広場へと急いでいた。月に一度、余所から馴染みのドワーフがやってきて店を開く日だからである。
昨冬のリンゴ酒が思わぬ収入をもたらし、その代価に何を貰うか頭を悩ませるエア。あちらを立てればこちらが立たず、といった具合で。
そんな彼女に、ドワーフの商人は取引を持ち掛けた。簡単な宝探しの手伝いをすれば、大きな水甕と養父に贈る異国の酒を両方ともくれるという。
宝探し。子供騙しな響きに、十四歳のエアは頬を膨らませるが……?
【この作品は投稿者の個人サイト「物語の社」にも掲載しています】
⇒http://chronicles.xsrv.jp折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 00:00:00
76379文字
会話率:43%
後悔したり、しなかったりする話。
最終更新:2020-09-24 22:14:23
7539文字
会話率:4%