(山岳遭難)行方不明の猟師1名 山中にて無事発見される。
先日、F県I郡M町で同町の男性2名が行方不明になった山岳遭難があり、I署は〇日、捜索願が出ていた猟師、○○○○さん(○○歳)をS山(標高××××メートル)で発見したと発表した。
同署によると、○○さんは今月上旬、狩猟のために同町在住の猟師△△△△さん(△△歳)と自宅を出たまま行方不明となっていたが、〇日午前10時40分ごろ、S山の山道から約200メートル離れた雑木林の中で意識を失っていたところを捜索に協力していた消防団員に発見された。(中略)なお、△△さんの行方は未だ判明しておらず、I署は○○さんの回復を待って事情を聴く予定。
(『〇日〇新聞』S27.9.XX 朝刊)
本件は、事件性無しと判断され、単なる遭難事故として処理されました。
だけど実際は、世間が想像したよりずっと悍ましき事が起きていたのです。
あの日、山でいったい何があったのか。
ほんの少しだけ、私の話にお付き合いください。
「山のタブー」を題材とした近代の怪談でございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-07 23:31:38
6002文字
会話率:16%
平日深夜のシネマ。観客は男女一人づつ。お互い上映終了後に驚きの再会。
最終更新:2017-02-04 16:25:14
1033文字
会話率:7%
北米の山岳で展開する社会人登山仲間の男女の切ない悲恋とも言える物語。
夫婦仲のうまくいってない男主人公イアン(在米日本人)は家庭生活には幸せはないが、好きな登山はいつでも出来、山にいる時は幸せを感じていたので離婚は考えもしなかった。そうい
ったイアンをよく知っている登山仲間の男女グループは彼に離婚を励ましていた。山仲間の一人女主人公リサと次第に登山に行くことが頻繁になり、登山以外のことでも会っていた。ついにイアンは離婚することに決め、イアンはリサに求愛したが、リサはイアンを登山パートナーとしか考えたくないと答えた。 イアンはリサの旨趣を受諾し、彼女と登山を続けていた。
物語のクライマックスであるカナディアン ・ ロッキー山脈で、リサと二人で冬季登山をしていたイアンはマウント・スノー・ドーム岳の危険な1000mの氷壁ルートをリサと登りたいと言った。しかし、リサは危険すぎるので登りたくないと答えたので、イアンはリサをルートの下のベースキャンプに残して一人で登りに行った。リサは登っているイアンを双眼鏡で眺めていたが、見えなくなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-07 02:28:05
81198文字
会話率:33%