小野寺教育出版の社長令嬢である小野寺真弓は、婚約者である生駒竜太郎と共に春の吉野山へ観桜デートに繰り出していた。
新婚旅行で互いに和歌を詠みあった御先祖様に倣い、真弓と竜太郎の二人も連歌を作ろうとするのだった。
(本作品は、本羽 香那様御主
催の「一足先の春の詩歌企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 07:09:02
2607文字
会話率:25%
母や兄と一緒に大阪市のイルミネーションを見に来た、小野寺教育出版社長令嬢の小野寺真弓。
ところが彼女が見たのは、煌びやかなイルミネーションに彩られた大阪の夜景だけではなかった!
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「冬のホラー3」の参加作品
で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 08:22:23
2599文字
会話率:22%
時は大正十五年。
東京の出版社が「一冊一円で毎月一冊配本」を売り文句に刊行を開始した安価な文学全集は、日本の出版界に「円本ブーム」をもたらした。
この円本ブームは大阪市の船場で教科書の製造・販売を営む小野寺教育出版にとっても例外ではなく、同
社の企画課は国語系科目のノウハウを生かした児童文学全集の刊行に力を注いでいた。
小野寺教育出版の社長令嬢にしてまだ小学生の善子もまた、この刊行企画に動員されるのだった。
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 07:44:53
1000文字
会話率:16%