17世紀末、イタリアの巨匠コレッリは、完璧な音楽を求めて孤独な闘いを続けていた。その半世紀後、ドイツの教会で若きバッハは、新しい音楽の可能性に心を震わせていた。
二人は決して出会うことはなかった。しかし、その魂は音楽という永遠の言葉を通
じて、確かに響き合っていた。
喜びと苦悩、愛と祈り、そして音楽への果てしない情熱。バロック音楽の二大巨匠の心の軌跡を、史実に基づきながら深い洞察で描き出す魂の物語。
「真実の音楽とは何か」。その永遠の問いに、二人の作曲家は生涯をかけて答えを求め続けた。そして今、時を超えて紡がれる魂の対話が始まる―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 08:00:00
7788文字
会話率:36%
白くどこまでも無垢な主人公が、真実の愛を見つけていくというストーリーです。
生活保護を受給しながら母子家庭で育った優一。
財閥の一人娘の加奈の透き通るような純愛になります。
二人とも優しくて純粋な性格です。二人はふとしたきっかけで、出会
います。途中で加奈の父親に育ちや経済力の違いにより、反対と強い妨害を受けながら、逃避行を繰り返し愛を育んでいきます。
昭和の時代背景の中で、二人は社会の厳しい目にさらされながらも、純粋な愛を貫こうとします。
文体の構成としては台詞が中心になりドラマティックに描いたつもりです。音楽で例えると対位法的な手法を使った、画期的な作品であり、代表作の一つですが、私の初期のものになります。
作品に含まれる要素として「残酷な描写あり」はチェックを入れるかどうか、とても悩みました。確かに一部において暴力シーンがあるので入れましたが、全体的にして、そういう作品ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:35:01
28312文字
会話率:85%