その生い立ちから孤独を好む少年、十条九は、義理の妹の十条朝陽とともに、大規模な飛行機事故に巻き込まれる。しかし、この事故は吸血鬼同士の争いによって意図的に引き起こされたものだった。
偶然にも『女王』と呼ばれる吸血鬼に出会ってしまった朝
陽は、瀕死の状態の女王から『目』と『心臓』の力を託される。
『女王』の力を狙い、次々と襲いかかる吸血鬼たち。その脅威に、朝陽だけではなく十条九までもが日常を侵食されていく。
人か、吸血鬼か──理想と現実を突き付け合う戦いの末、生き残ることができるのはどちらか一方でしかないのだろうか。
全てを失った少年は、ついに孤独な闘いに身を投じることを決意する。
「人は一人では生きていけない」
そんな定説に逆らうような、孤独な闘いに──
※作中に暴力シーン、グロテスクな表現、流血または『吸血』描写などが含まれておりますが、本作品はそれらの行為を助長したりするものではありません。
本作品の閲覧中に、気分が悪くなる、『日光に抵抗を覚える』、『吸血衝動に襲われる』などの症状が見られた場合は、直ちに閲覧を中止し、専門機関へご相談することをお勧めします。
また当作品は、小説、楽曲、動画で物語が展開するクロスコンテンツ作品となっております。
https://konokage.wixsite.com/konokage-informationに同内容の小説、楽曲、イラスト、設定資料などを掲載しておりますので、是非足を運んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 08:00:00
253105文字
会話率:53%
平凡に、しかし高校生として当然の悩みを抱えながら日常を過ごす少年、八神七斗。だがある時、一つの事件を境に、彼を取り巻く環境は一変する。街に蔓延る吸血鬼、そして暗躍する危険思想の宗教組織。侵食された日常の中、少年はやがて、大きな選択を迫られる
。
──青いはずの季節は今、赤と黒に侵された。
少年は、日常と異常の狭間を駆け抜ける。
今明かされる、もう一つの「孤ノ影闘記」。
これは決して、ハッピーエンドの物語では、ない。
※本作品は、連載中の小説「孤ノ影闘記 / Anti-Nexu」の三年前を描く、外伝作品となっております。
本作単体でもお楽しみいただけますが、本編をお読みいただけると、より世界観をご理解出来る仕様になっています。是非併せてお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 00:00:00
40556文字
会話率:56%