失われた都市ジャンタールには莫大な財宝が眠るという。
ある者は名声を、またある者は富を夢見、ジャンタールを追い求めた。
しかし財宝を持ち帰った者はおろか、場所すら分からず仕舞い。酔っ払いのざれごとのような噂と、行方不明者の数だけが積み上がっ
ていった。
そんな中、主人公パリトの元に一通の手紙が届く。ジャンタールの座標が記された友人からの手紙だ。
導かれるように街へと足を踏み入れるパリト。
だが彼を待ち受けていたのは、財宝とは程遠いものだった。
深い霧とともに現れる、人ならざる怪物たち。こつぜんと消える入ってきたばかりの門。
もはや出る事が叶わぬ中、やっと一軒の宿屋を見つける。だが出迎えてくれたのは、なんとも薄気味悪い老婆で、とうぜん安眠などできるハズもなく……
※この話は謎解きと戦闘に比重を置いたダークファンタジーです。
生身の人間としては極限の強さを誇る主人公ですが、魔物は強く陰湿で、街も迷宮も一筋縄ではいかない難易度になっております。
★が付いている所は挿絵有り。
カクヨムにも掲載。
――本編完結しました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 11:19:30
298589文字
会話率:19%
旅行会社が開発したタイムマシンで、主人公の生野篤司(しょうのあつし)は、
添乗員の久谷遥花(くたにはるか)と共に、古代マヤ文明の都市ティカルを訪れる。
日本語を話す少女と出会い、行方不明になっている旅行会社社員 小野木の存在を知る。
生け贄
の宿命を背負った少女を救いたい小野木と、歴史を守るという大義のある遥花との間で、
篤司の選択する行動が旅の行く末を左右することになる。
[参考文献]
マヤ文明 失われた都市を求めて 創元社
古代マヤ王歴代誌 創元社
図説 古代マヤ文明 河出書房新社
絵でみる世界探検地図 同朋舎出版
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 17:14:41
115543文字
会話率:23%
『涸れた泉の都に、一人の旅人がおりました。旅人は女でした。とても醜い女でした。』
類い稀な歌声と醜い姿を持つ一人の女。
その姿ゆえに人前で歌うことの許されない女が、失われた古い都で見つけたものとは。
冬の童話祭2012参加作品です
最終更新:2012-02-07 22:00:00
2230文字
会話率:0%
K府K市に住む大学院生の俺は、N県の研究所へ異動する教授にくっついて、一緒にN県にいくことになってしまった。はじめはよくあることと思っていた俺も、そこで教授が行っている研究をみて、まずいことに首を突っ込んでしまったことに気づく。それはN県の
主導で進められた、殺戮型人造人間『せいんとくん』を作りあげる研究だった。N県はこれを使ってK府、およびT都を滅ぼし、千二百年前に失われた都の栄華を取り戻すつもりなのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-09-20 23:38:25
20191文字
会話率:59%