「次の部長は、おまえだ」
それは、人付き合いが苦手な僕に訪れた、突然の転機だった。部員三名の天文研究部。
「いつもそうやって眺めているのね」孤独な同級生と、
「こいつは、昔からこうなのよ」優等生の幼馴染。
一見、平穏そうに過ぎてゆく学校
生活とクラブ活動。その日々が持つ意味を、僕はまだ知らなかった。
「それに気づくのは、いつも後になってからなのさ」
――積極的に他人と関わったとして、その先にどんな未来があるというのだろう――。
自分と他者。近くて遠い存在。すれ違う思い。それは、まるで星と星のあいだに広がる、果てしない空間のようで。
でも……。
僕たちは、求めた。星と星を線で結んで、星座をかたちづくるように……。
天文研究部の活動を縦糸に、人と人との関係を横糸にして紡ぐ、スイート系学園ストーリー(2014.1.8 完結/2020.9.2 加筆修正)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 20:49:35
95015文字
会話率:23%
予期せぬ太陽黒点の増加により、いよいよおかしくなった人間は、自家製爆弾を爆発させて、憂さ晴らしを始めた。あっちこっちで手足がちぎれ、首が飛ぶ。さて事の顛末やいかに。
最終更新:2009-02-14 08:05:19
5650文字
会話率:31%