愛野ひとしが異世界転生してから1ヶ月後の短い記録
最終更新:2024-07-20 13:18:51
1663文字
会話率:57%
侯爵令嬢であるアシュリーは幼い頃から自分が貴族女性という型にはめられる事を苦痛に思っていた。
ドレスよりもズボンを履きたい。
段々と膨らむ胸が嫌だ。
生理なんかもっと嫌。
かと言って男性になりたい訳では無い。
唯、自由になりたいだけなのだ。
性別に縛られて生きたくは無かった。
アシュリーは側仕えのメイドであるリンに恋心を抱いていたが、呆気なくその恋は終わりを迎える。
失意の中、出会った背筋も震える程に見目麗しいシリウスと名乗る男に酔った勢いで長年抱えていた自分の性別に対する違和感を洗いざらい話してしまう。
するとシリウスは言った。
「君に自由を捧げよう」
そして深酒に呑まれた翌朝、侯爵家に一通の手紙が届く。
なんと若き国王陛下がアシュリーを妻に迎えると書いてあった。
大騒ぎの後にアシュリーが降した決断は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 07:08:36
17385文字
会話率:25%