天正十年(1582年)。
甲斐の国、天目山。
織田・徳川連合軍による甲州征伐によって新府を追われた武田勝頼は、起死回生をはかってわずかな家臣とともに岩殿城を目指していた。
そのかたわらには、五年前に相模の北条家から嫁いできた継室、十九歳の
佐奈姫の姿があった。
武田勝頼公と、18歳年下の正室、北条夫人の最期の数日を描いたお話です。
すでに公開している『春恋ひにてし~戦国初恋草紙~」とは同じシリーズになります。
コバルトの短編小説大賞「もう一歩」の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-09 16:55:46
12664文字
会話率:24%
関八州の覇者、北条家の末姫として生まれた佐奈(さな)に縁談が持ち上がる。
相手は隣国、甲斐の大名、武田勝頼。
佐奈よりも十八歳も年上の相手であった。
※以前に、『ベリーズカフェ』で公開していた作品をベースに、加筆修正しながら書いています
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 13:36:06
22028文字
会話率:29%