「この世界、なんか見覚えあると思ったら……俺が作ったやつじゃん!?」
ブラック企業で死にかけながら開発した超大型オープンワールドRPG『セレスティア・クロニクル』。
そのゲームのシナリオ・システム・裏設定まで全部知ってる俺が、まさかの異世
界転生!
……ただし、勇者でも魔王でもなく、**“バグ修正担当(デバッグマスター)”**という謎ポジション。NPCたちは自由意思を持ち始め、イベントは勝手に分岐、果てはラスボスが自我に目覚めて「この運命、破壊する」って言い出す始末。
しかもこの世界の住人、俺のことを「災害(不具合)を呼ぶ男」扱い!?いやいや、お前らの挙動こそバグだっつーの!
魔法のバランス調整、セリフの誤字修正、ダンジョンの地形バグ修正まで――元・ゲームクリエイター、異世界でも今日も徹夜でアップデート対応中!!
「仕様です」って言い張れば、なんとかなると思ってた時代が僕にもありました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 22:38:18
8236文字
会話率:50%
魔王討伐を終えて、始まりの町である王都へと辿り着いた。旅の仲間の勇者ディルクさまは、同じく仲間の聖女アデリナ姫に結婚を申し込まれるに違いない。
そう覚悟していたのに、なぜか勇者が問題児の黒魔道士である私の前に跪いたんですけど!?
「ディルク
さま、結婚を申し出る相手をお間違えです!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 20:50:53
11467文字
会話率:27%