2010年。
ごく普通の大学生である高丘和木は、姉の菫とともに西新宿の自宅で二人暮らしをしていた。
夏のある夜、和木が家に帰ると仏間に昔の侍姿の男が座っていた。
なんと男は、江戸時代の内藤新宿で、仇討ちの途中でこの地へと飛ばさ
れた侍・寺田友五郎行現だった!
友五郎は本懐を遂げることができるのか? 和木の運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 09:00:00
138245文字
会話率:36%
忠信は貿易で財を成した資産家の屋敷で執事をしているが、第一次世界大戦後の戦後恐慌で家は没落し、破産により屋敷は人手に渡ってしまった。かつての使用人仲間から、仕えていた屋敷の令嬢が行方知れずになっていると聞く。先代の執事であった亡き父との確執
、高慢で奔放な娘・喜代乃への愛情に忠信の心は揺れ動く。大正八年から十年の東京が舞台。(文芸同人誌に掲載した六部構成の修正版です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 18:22:01
46810文字
会話率:27%
雪の朝、内藤新宿の娼妓・玉菊は馴染み客の清市郎を見送った。「牡丹雪」と連作。
最終更新:2011-10-13 09:26:28
799文字
会話率:12%
雪の朝、清市郎は内藤新宿の娼妓・玉菊の部屋を後にした。「雪椿」と連作。
最終更新:2011-10-13 09:26:10
831文字
会話率:15%