江戸時代に、オートバイはなかった。でもヤンキー(不良)はいた。
“奴(やっこ)”、“傾き者(かぶきもの)”などと呼ばれた彼らは、現代のそれよりも遥かに悪質であった。
そんな彼らに、冷めた目を向ける男がいた。浅野長矩(あさの・ながのり
)という大名だ。
のちに“ある大事件”を起こして、彼は有名になる。
「一番ヤバいやつは、ヤバそうに見えない」
そして江戸時代にも、“承認欲求モンスター”はいる。
――――これはそういう物語。
※全2話(前・後編)の予定です。
※話の都合上、史実をガン無視しています。真に受けないでください。
※特定の個人・団体等とも無関係です。ご了承くださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 19:19:08
3667文字
会話率:48%
時は文化華やぐ江戸は元禄年間。
戦国初期の先の御話から辿ること二百年くらいあとの時代。
のんびり毎日の生活を満喫していた飯井槻さまと兵庫助のもとに、とある一通の手紙が舞い込んだ。
そこには戦国初期から重用している料理人の御爺様が長男〖
一之助〗から、飯井槻さまに助けを求める一文が記されていたのだ。
日頃から暇を持て余していた飯井槻さまは、嫌がる付き家老の兵庫助を無理やり引き連れ、知らぬ間に家臣に成っていたひょんひょろを付き従えて、救いを求める一之助を助ける為に立ち上がる。
この御話は、なにかと遊び好きなこの時代の飯井槻さまに皆が翻弄される物語である。
ちなみにこの御話は不定期更新となります。
そこのところを注意しつつ、では皆さまお楽しみくださいませ♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 22:20:55
51488文字
会話率:44%