酷暑の炎天下、大鳥神社の真横を抜けて、目黒駅に向かう私の前に立ちはだかるのは、灼熱の権之助坂。日傘だけを頼りに、汗をぬぐって進む私の前で、突如、近くを歩いていたベビーカーを押す女が転倒。直後、女の手から離れたベビーカーは、一目散に坂を下りだ
す。
坂の下、交番近くの交差点、こちらから見える信号の色は赤。つまり、見えない側は青色。暴走トロッコと化したベビーカーは徐々にスピードを上げながら、赤信号へと突き進んでいく。
その時、交差点から左折してきたスポーツカーが、ベビーカーの行く手を塞ぐ。制御を失ったベビーカーは止まらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 14:00:00
5551文字
会話率:10%
【幼なじみへの思い、二度と会いたくなかった元夫、そしてイマイチな後輩君】
■あらすじ
新津亜紀は幼なじみで思い人でもある既婚者の鷹野大樹と飲んでいた。そこで先日水上咲良にあったことを話した。水上咲良は大樹が高校の卒業の時に告白をした人物だ
った。咲良は知人らに片っ端から声をかけてお金を借りているという噂があった。そこで亜紀は大樹にそれとなく注意を促す。
その後、亜紀は仕事で元夫と再会する。亜紀は元夫から受けた言葉と物理的な暴力を受けて離婚していたのだった……。
※400字詰め原稿用紙換算枚数:25枚
※非ラノベ作品です。
※こちらの作品はエブリスタ、カクヨム、小説家になろう、ノベルデイズの各小説サイトにも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 18:00:00
7926文字
会話率:39%
鷹野は中学時代からの友人である新津亜紀から、鷹野の初恋の相手であり、中学卒業と同時に引っ越していった水上咲良の良くない噂を聞いた。知人にお金を借りて回っているという。鷹野はまさか自分と会うことはないと考えていたものの、偶然にも咲良と再会し
てしまう。そして咲良とともに飲みにいくことになった。
※こちらの作品はエブリスタ、カクヨム、アルファポリス、ステキブンゲイの各小説サイトに掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 00:00:00
6617文字
会話率:65%
信号の色が変われば、歩き出せる。そう、思っていた。
※本作品は、note、pixivでも公開しています。
最終更新:2021-04-01 13:18:32
1950文字
会話率:27%
昼下がりの午後3時28分
男は退屈そうに赤信号が変わるのを見ていた
三つ向こうの横断歩道には、俯いて歩く少年の姿
信号の色が青へと変わる
男は思いきり、アクセルを踏んで加速する
そう、全てはあの少年を殺す為に
最終更新:2011-11-06 01:31:10
5272文字
会話率:28%