カルメは常に孤独で、過去のトラウマなどから他者と自分自身を徹底的に嫌っている。
しかし、中途半端なカルメは一切人と関わらずに独りきりで生きていく、ということも選ぶことができなかった。
結果、カルメは自身の優れた水の魔法で村の天候を操って水害
から守ったり、村の近くに出る魔物を狩り取るなどして村に恩恵を与え、その代わりに村に自身の家などを用意させる、という利益による繫がりのみを持つこととした。
ある日、カルメは森の中でログが魔物に襲われているのを発見する。
カルメはログを助け、村の診療所まで運び、その命を助けた。
ログはカルメに礼を言いにカルメの自宅を訪れるが、そこで、ログはカルメに対し恋愛感情を抱くようになる。
他者を嫌い、かつ他者の語る愛を一切信じていないカルメは、ログの感情を錯覚であると断定し、自分から遠ざけるような行動をとる。
初めは余裕をもってログを追い返していたカルメだが、ログが一向に自身への感情を覚まさないことに焦り、怯え始める。
村長の娘であるサニーに、ログは恋に恋をしている状態であるから一度恋人になればログは満足し、かえってカルメから離れていくのではないか、と告げられる。
サニーの言葉に納得し、カルメとログは恋人になるが、ログのカルメへの想いは冷めず、また、カルメも段々とログを意識し始める。
ようやくログの愛を本物として信じ、受け入れようとするものの、同時にそのことがとてつもなく恐ろしくなり、激しく拒絶した挙句に軽い怪我を負わせてしまう。
そのことをきっかけに二人はすれ違い、恋人関係を解消することとなった。
二人が別れてから、カルメは酷い風邪に蝕まれた。
異常に気が付いたログがカルメのもとへ駆けつけ、カルメの病状は回復へと向かう。
その際、ログに、未だにカルメのことは好きだが、二度とカルメを傷つけないために金輪際姿を見せない、と告げられる。
独りきりになった時にログへ恋心に気が付いたカルメは、今度は自身がログに求愛を行うことを決め、それを実行する。
恋人となったカルメはこれまでの自身の行動を詫び、過去のつらい経験を語った。
ログはそれを受け入れ、二人は互いを愛し合って生きていくことを決めた。
恋人になってから数日が経ち、カルメは甘やかされっぱなしの自分に悩んでいた。
何かをしたいと考えていたカルメはログにキスをすることを決め、数日後にそれを実行した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 04:07:12
121119文字
会話率:34%
アイデンティティとは何なのか?
実にふわふわとした単語は他者と自分の線引きを行うのに考えるべき事であり、自分が自分であるために知るべき事である。
苦手な物を頑張って食べるのはアイデンティティなのか?
モテるためにモテているあの子の真似をし
よう。それは自身のアイデンティティを壊す行為ではないのだろうか?
主観的なアイデンティティと客観的なアイデンティティの違いは?
星野蜜が苦手なアイスコーヒーを飲み解き明かしていく!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 01:21:56
2220文字
会話率:8%
普段何気なく思う事を、思い出しながら書いていくと、私という人間が、どういう人間だかが、私自身にも分かるように見えて来ます。
勘違いとか、思い込みとかも、けっこうあるんですが、時が経って、改めて思い返してみると、それはそれで、面白さが感じら
れたりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 15:33:01
559文字
会話率:0%
俺は確かに、誰かに殺された筈だった。
でもこれは……一体誰だ?
まあ良いか、好き勝手にさせて貰う。
えっ?ダメ?何でだよ!
最終更新:2018-01-31 17:00:00
5776文字
会話率:15%
となりの芝生は誰が見ても青いようです。
私は、人と自分を比べたときに認識してしまった己の下賎さに、また、比べてしまっていること自体に痛く落胆してしまうことがよくあります。
このお話はそんな私の体験を元に、少しだけみなさんに他者と自分というこ
とについて考えて頂きたく思い作りました。
なにぶん初めての投稿でして、稚拙な文章で読みづらい部分もあるかとは思いますが、ショートショートショートといってよいくらい短くさくっと読めるお話だと思いますので是非とも一読されてみて下さいm(。>__<。)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 02:30:23
565文字
会話率:0%
他者と自分。他者がいるから自分が認識できるその他者との関係に亀裂を感じたとき、人はどういう行動をとるのか。
肌寒い日。4人の自殺志願者が集った。
またあるところでは、あるものが人生をすべてを何かにつぎ込もうとしていた。
最終更新:2012-05-21 19:04:12
17159文字
会話率:3%
ある日、不意に「僕のなか」に生まれたラルフ。大学生になった主人公は、時折ラルフの声を聞きながら、そこにある日常を生きる。他者と自分を隔てる心の壁を崩せないまま、そこにある日常を生きる。主人公が目にした風景、感じた感覚、放った言葉、ラルフのう
わごと。果たして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-09 02:35:08
36320文字
会話率:59%