「カスティーユ公爵令嬢イライザ!貴女が……貴女さえいなければ
!!私こそが皇太子妃よ!!」
――ドスッ……!
「あら?何か生温かいものが……。これは……血……?」
一度目の生でカスティーユ公爵令嬢イライザであり、ヒューバート皇太
子殿下の婚約者として長年妃教育を受けていた私は、顔見知りのアニヤ嬢から凶刃を受けて倒れましたの。
目が覚めた時には外見も中身も全く違う令嬢へと変わっていましたわ。
どうやらこのタチアナ嬢は婚約者のアルバン様からの酷い仕打ちに堪えきれず服毒自殺してしまったようですの。
私、せっかく二度目の生を生きるチャンスをいただいたのですから、亡くなった本物のタチアナ嬢の為にも精一杯生きてみせますことよ。
*作者の大好きなテーマである婚約破棄、ザマアありです。
『アルファポリス』様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 12:37:51
44547文字
会話率:47%
唐突に現れた男は奇妙な質問をしてきた。そして答えられなければ魂を奪うと言う。
その理不尽に私は──キレた。
即興トレーニングで書いた短篇『質問でーす!』(お題:希望のむきだし、制限時間15分)に加筆修正を加えました。
短篇『醜い悪魔が恋を
した』(Nコード:N0891CK)と同じ世界ですが、前作とのつながりは全くありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-04 13:00:00
2758文字
会話率:35%