登場人物
•真田 智貴(さなだ ともき)
文学部1年/男子校出身で恋愛経験ゼロ。妄想癖があり、何かと物語調で日常を語る癖がある。女子への接し方がまったく分からない。
•古賀 莉緒(こが りお)
文学部1年/真面目でおとなしいタイプだが、
感受性が豊かでよく詩やエッセイを書く。人見知りで不器用。実は智貴の言動に密かに好意を抱いている。
大学の文芸サークルで出会った二人は、互いに恋愛感情を持ちながらも、それをうまく伝えられず日々すれ違っていく。男子校出身で“女の子”という生き物がまったく理解できない智貴と、感情を表に出すのが苦手な莉緒。
智貴は、莉緒の何気ない言動を毎日「これはもしや脈ありなのでは!?」と妄想し、ノートに“日常の観察記録”として書きためる。
一方の莉緒も、智貴の奇妙だが誠実な距離感に好感を抱きつつ、なぜか一歩踏み出せない。
それぞれの「わからなさ」や「勘違い」が積み重なり、想いは空回りしていくが——
ある日、莉緒が書いた短編詩がサークルの朗読会で発表され、その中に“智貴にしかわからない暗号”が紛れていて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:20:00
6290文字
会話率:14%
日陰 静香(ひかげ しずか)は、教室の隅が定位置の、筋金入りの人見知り女子高生。趣味は地味、友達いない、自分に自信もない。「このままじゃダメだ」と心の隅で思いつつも、何も変えられない平凡(以下?)な毎日を送っていた。
そんな彼女の灰色の日
々に、太陽みたいに眩しい転校生・天道 陽子(てんどう ようこ)が現れる! 何もかもが正反対の陽子とは、関わることなんてないはずだったのに…。
ひょんなことから、静香は陽子に半ば強引に、町の古びた銭湯「鶴亀湯」へ連れて行かれてしまう。そこで待っていたのは、湯気の向こうの未知の世界…「サウナ」。
熱い! 苦しい! そして水風呂冷たすぎ!!
最初は戸惑うばかりだった静香だが、陽子に導かれるまま、サウナと水風呂、そして休憩を繰り返すうちに、人生で初めての不思議な感覚に包まれる。
――これが「整う」ってこと…!?
この日を境に、静香の止まっていた時間が、少しずつ動き出す。
サウナの奥深い魅力、太陽みたいな陽子との奇妙な友情、そして、自分自身に起こり始めた小さな(でも、ちょっとヘンテコな?)変化…。番台で全てを見通すかのように静かに微笑む、謎のおばあちゃんの視線もなんだか気になる。
人見知りシンデレラは、湯けむりの中で、心も体も、そして頭のてっぺん(?)も、ちゃんと「整う」ことができるのか!?
クスッと笑えて、じんわり温まる、新感覚・青春サウナコメディ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:30:00
30997文字
会話率:26%
好きも嫌いもよくわからない男の子と、嫌いなものばかりな女の子の、少し難しい初恋のお話。
最終更新:2023-08-31 23:41:35
17660文字
会話率:51%
ルシアンは挙式二ヶ月前に幼馴染の婚約者から番と出会ったという理由で振られてしまった。
ルシアンの羽翼種は、見かけは人間と変わりはないけど、番という独特の習性を持っている。男は魂の伴侶とも言われるほど同じ種族の一人に心惹かれ求婚するという。一
人だけを生涯愛し続け、浮気もせずに添い遂げるので、まさに究極の純愛とも言われている。
その種族の血を元婚約者は四分の一ほどひいていたのだ。
ルシアンは傷心のまま現地調査の仕事に向かうが、その任務中にセラフィムという同じ羽翼種の先輩に突然あなたは私の番だと求婚される。でも、彼が初めてルシアンと出会ったのは、ルシアンが赤ちゃんのときだという。
ルシアンが戸惑う中、ぐいぐいとセラフィムは求愛行動をとってきて!?
「あ、あの、抱きしめてもいいだろうか」
「だ、ダメですっていうか、もう抱きしめていますけど!」
婚約破棄された人見知り女子と、クール?ビューティーでエリートな元王族の彼との恋のお話。
鳴田るな様主催【純愛短編企画】参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 00:00:00
19995文字
会話率:38%
『学生時代は特別仲がいいわけではなかった部活の後輩とカフェでたまたま出会い、そんな偶然に戸惑いつつも二人は二人っきりの勉強会を通じて距離を縮める。その速度はとてもゆっくりではあったけれど、確実に小さくなっていくのは間違いなくて。ときどき物理
的に距離が開くこともあるんだけど、それは未来への布石。そんな苦しい時間が終わる頃、二人の距離は、あいだの空間がごっそりと消え失せたかのように近くなっている。それはやがてゼロに達し――物理的にもゼロになる。
これはそんな二人の人見知りが繰り広げるいじらしくも愛おしい物語。
どうか最後までお付き合いいただければ幸い』
「・・・・・・」
「(顔、真っ赤じゃねえか・・・・・・。だから読ませたくなかったんだ・・・・・・)」
「こ、これは水弦さんがわ、わたっ・・・・・・!」
「・・・・・・そうだよ、お前と再会したときにぱっと思いついた短編のあらすじだよ」
「そ、それはつまり・・・・・・そのっ!?」
「・・・・・・なに」
「わ、私のことを初めからす、すすすすすすすすすす好きだったということですか!?」
「あ、それはちがう」
「・・・・・・えー」
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 20:00:00
36365文字
会話率:44%
大学生活。
学問、サークル、そして恋愛———それは、自由を謳歌せし青春のモラトリアム。
ものの見事に大学デビューに失敗した大学1年生、天ヶ谷奏。
大学ぼっちを拗らせきった彼は、小学生来の美少女幼馴染、篠川楓と運命的な再会を果たす。
だ
がしかし、彼女もまた、ぼっちを拗らせまくった極度の人見知り女子大生だった!
「楓、友達を作るのに一番大事なことってわかるか?」
「会う度に手土産を忘れないこと!」
ぼっちを極めた幼馴染2人は、夢のキャンパスライフを謳歌するべく、今日も友達作りに迷走する———。
こじらせ幼馴染が織りなす、ふたりぼっちのラブコメディ
※この作品は小説投稿サイト「カクヨム」「LINEノベル」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 17:00:00
1192文字
会話率:6%
小さい頃についた嘘で幽霊が見える設定の人見知り女子大生蜜谷ルミと、なぜか狭い洗面所に住み着いていた記憶が高校生までしかない幽霊さん(♂)がどうにかこうにかなっちゃうお話。
幽霊さんはまさかの生き霊で、ひょんなことから本体さん
(会社員)と出会ってしまう。幽霊さんのお願いで本体さんと恋に落ちなければいけないはめに。一体どうなることやら。幽霊さんは無事本体さんの中に戻れるのか。全ては君にかかっている頑張れ人見知り女子大生。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-05-16 21:26:18
917文字
会話率:24%