「人類は滅びる。進化するために………そのための天変地異だ」
巨大な災厄が宇宙から降り注ぐ時、よこしまな意志によって歪曲された「世界の答え」が全地球生命を救うカギとなる日が来る………!
数十年前にイリノイ州に落下した、宇宙から飛来した隕石に
地上の表層環境を大きく変化させる成分が含有されていることを突き止めたある科学者、江西龍博士は、その性質がもたらす隕石の再来を阻止するべく、あるコンピュータの開発に努める。
だが、その裏で同様の性質を発見した大企業クレーナー社の経営者たちは、隕石によって変異した岩石を改造して人工天体を創造し、最終的にそれを世界滅亡の方向へと持っていこうと目論み始める。
「我々は運命共同体だ」
その意味を歪曲した彼らの真意は、全人類の意識の支配、ひいては現在の地球にとって代わる新たな惑星の確立を意味していた。
その目論みに立ち向かう博士の意志を継ぐ息子の玲也は、父の本当の目的を知ることになる。
それは、全人類の平和を謳う「世界の答え」を意味していた………!
圧倒的なスケールで巨大な災厄を回避するスペクタクルSF、本日より公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 16:39:16
1237文字
会話率:5%
主人公が目覚めると、その体は人型巨大兵器に。全高十数メートル、全重量数十トン、数万馬力のパワーを秘めた無敵の肉体……ただし、自分の意志で動けない!
パイロットの操り人形として地獄のような戦場に放り込まれることになった主人公が、心のよりどこ
ろとするのは、心優しい美少女整備士と妹だけ。
ところが、襲ってきた巨大帝国によって主人公の属する国は壊滅。美少女整備士も行方知れずに。復讐に燃える妹が主人公を駆るも、所詮は一般市民なので窮地に。絶体絶命の状況で主人公が「自己操作」能力を獲得し、超絶無双!(いまこの直前です)
舞台となるのは、恒星が寿命を迎え、凍結しつつあるダイソン球(恒星の周りを超構造体で覆い尽くした人工天体)。極低温の世界なので、火薬兵器やレーザー砲は失われ、耐寒性能にすぐれる人型巨大兵器だけが幅を効かせています。
[ご感想や評価をいただけると、大変励みになります!]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 23:22:51
274009文字
会話率:20%
地球を飛び出し、銀河系のいたるところに拡散して生息域を広げ、離合集散・栄枯盛衰・切磋琢磨を繰り返した末に、全銀河・全人類を包含した統一政体のもと、恒久平和を実現するに至った人類の、一万年にも及ぶ、大樹のごとき歩みの経脈。それが、銀河戦國史
です。
その大樹よりこぼれ落ちた一葉の物語が、エリス少年のもとに舞い込むのです。彼は、恒久平和実現後の銀河系で暮らす、歴史好きの少年です。今日も彼は、一葉の物語に乗って、遥かなる歴史の探索に乗り出すでしょう。
さあ!あなたも、銀河系を股にかけた全人類史という壮大な歴史叙事詩の1ページを、エリス少年と一緒に垣間見るべく、遥かなる時空へと旅立とうではありませんか!
今回、エリス少年のもとに舞い込んだ物語は、銀河史中世のものです。封建的で独裁的とよびうる星団国家の中にある、とある貧しい集落における、一人の少年の成長と旅だちが記されます。
褐色矮星を主星とする星系に属するガス惑星。それをめぐる、岩石でできた衛星。さらにそれを周回する人工天体が、彼のふるさとです。人工孫衛星とも呼びうる三つの宙空建造物が、主人公のふるさとである集落を成しているのです。
その集落での暮らしぶりの、地球時代との隔世の感を味わって頂きます。ガス惑星や星系ガスや岩石惑星から資源を採取し、それらから化学的に食料や資材を合成するという、正確な宇宙の姿から構想したリアルな暮らしぶりを、精緻に描いたつもりです。領主への納税や近隣集落とのトラブルなど、封建的社会ならではの苦難も語っています。宇宙という生活場所ならではの危険や工夫も示しました。
その中で主人公は、苦労して様々な仕事を習得していく一方で、一人の少女に恋をします。幼女から女へと、たわわに成長していく彼女への劣等感にさいなまれる主人公。裏切りと取るしかない彼女の行動に傷つく主人公。それにもめげずに成長し続け、集落の中心人物となり、更には広い銀河の彼方で活躍するチャンスをつかみ、旅だちの時をむかえた主人公。
そんな主人公の成長譚の先に、おさない恋がたどり着いた結末を、ぜひ目撃してください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 17:00:00
103121文字
会話率:24%
きらめくことなく点々と輝いている星々を背景に、広大な宇宙空間を列隊を組んで宇宙探査船団が進んでいた。彼らの大きな目的は、銀河を脱出して深宇宙への長い長い旅に出ることであった。もちろん、別の生命が住む恒星系を探すのも道中における任務の一つだ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 11:00:00
3375文字
会話率:70%
私たち人類は、たくさんの人工天体を、宇宙に送り出してきました。
このシリーズは、そんな彼らを擬人化して、彼らが何をやってきたのか、なにを今やっているのか……そんなことを伝えていく小説です。
更新不定期です。また、都合により、多少事実と異
なる場合もございます。大目に見てください。
この作品は、pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 13:46:50
2000文字
会話率:0%