【少女小説】十四歳の伯爵令嬢メリチェルは、「術式」と呼ばれる呪文を学びにデジャンタン術式学院の門をくぐる。術式学院は、実力によってクラス分けされ、クラスによって制服の色が違う階級社会。メリチェルより先に入学していた従者のマヨルは、学院最高位
の「白制服」。それに対し主人のメリチェルは、学院最下位の「茶制服」よりさらに下、仮入学身分の「赤マント」。メリチェルの使う呪文は主流をはずれた古代の「呪術」であり、期日までに近代的な「術式」を操ることができなければ、入学は認められないのだ。王立術士団入団を目指す流れ者の青年ロギ、美形貴族の主幹教諭レオニード先生らとともに、メリチェルの学院生活が幕を開ける!
※ノベルバさんでも2018年7月28日より公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-26 06:00:00
78924文字
会話率:49%