大国ジャバウォックで、縁の下の力持ちとして頑張っていたジャドは中堅冒険者である。彼の所属しているギルドは総合ランク2位という確固たる地位を築いていて、ジャドもそれを誇りに思っていた。
けれどある日、ジャドはギルドリーダー・コークから衝撃の
ことを言われた。
「仕事してないし、ギルドを辞めてくれ」
ノルマはこなしていた。期限ギリギリになろうとも、なんとか頑張ってノルマは達成していたのに必要ないと言われてしまった。遊んで暮らせるくらいの退職金は貰ったけど、納得はできないとコークに掴みかかった。
だが、その瞬間ジャドの手は切り落とされていた。元パーティで、今はコークを愛している人に。そして、捨てられるようにテレポートをかけられ辺境に送られた。
まさか、その地では昔パーティを組んでいたときに助けた少女がいて……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 21:31:35
7086文字
会話率:45%
英雄を父に持つヘルトは、10万人に1人の割合で存在する、才能やスキルを持たない゛持たざる者゛だった。あるのは、使い道のない膨大な魔力だけ。ヘルトはいつも通り、森で薬草採集をしていると、オークに襲われる。オークから逃げるヘルトの前に、罠にかか
ったウサギが表れ?!
これは、父の跡を継ぎ、やがて英雄、はたまたギルドマスターになる、かもしれない男の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 23:06:57
18974文字
会話率:25%