その王子は人の心を読める力を持っていた。
優しい顔をして、王子を利用しようと考えているだけの両親や友人・知人。常に自分を良く見せたいだけの令嬢たちの醜い心が見えてしまう。
それ故に何もかもが退屈に感じていた王子にとって、それはほんの暇潰しで
しかなかった。
王族としての奉仕活動の一環で訪れた、とあるボロボロの孤児院。擦り寄ってきた少女の世話をしてやった。
「おうじさま、またきてね」
心からの純粋な笑顔が眩しくて、なんだか悪い気はしなくて。
何度か足を運び、少女と言葉を交わした。
そのうちに王子は気づき始める。
孤児の少女に自分が強く惹かれていること、そして彼女が類稀なる聖女であること。
そしてこの想いが、決して叶わぬものだということに。
※カクヨム・アルファポリスにて重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 07:02:12
18000文字
会話率:16%
アクションRPGゲームで遊んでいたプレイヤー達は皆ゲーム世界に囚われてしまった。
チート持ち(へっぽこ初心者)+ボケギルメンにおっさん、変人、猫な人、その他大勢でチートを狙うやさぐれギルドを駆け引きしたりして何やかんやで撃退した(第二部完)
。という訳で「元の世界へ戻る方法を探すため」な名目の元、迷走する掛け合いギャグパート中、視点は主に男主人公です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-11 06:00:00
125021文字
会話率:36%