メランドリ伯爵は自領をいくつかに割り、地主領主を立てて統治をしている。そのうちのひとつ、トリヤーニ家の長女がベアトリーチェだ。
気位の高い母が自死すると、父は直ぐに愛人だった女とひとつしか歳の違わない異母妹を家に連れ込んだ。
虐げられこそし
なかったものの冷遇されて育ったベアトリーチェだが、ある日、愛されている妹にすら普段は与えない貴族のようなドレスを父から貰う。
そのことから身の危険を察したベアトリーチェは、邸宅と隣接した森から、逃亡を決意。
森の中で出会った美しい男性──それこそが『好色伯爵』と噂されているメランドリ伯爵、アウグストであった。
夢うつつで彼との婚姻を了承したベアトリーチェは、メランドリ伯爵家には国と神の契約から土地の加護が与えられていることを知る。しかし、それは呪いのようなモノだった。
※設定はユルいですが、以下の感じ。
・絶対王政。
・身分差はそれなりにある。
・貴族はいるが地主貴族とは限らない。
・爵位のない支配階級(ジェントリ)もいる。(※主人公の家)
・騎士もいる。
・魔術も魔法もある。(体内に魔力を有する者がいて、ほぼ貴族な為、血筋は大事。ただし、詳細設定アリ。本文に記載)
・魔法はあるが、ほぼ使えない。
設定はユルいです。(二度目)
色々気になる方にはオススメ致しかねます。
尚、登場人物はほぼイタリア名ですが、統一感の為のみ。単語は通りの良さそうなものから使用しています。イタリアは全く関係ないですし、拘りもない。
完結後感想欄解放。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 00:00:00
143438文字
会話率:23%
田舎の小さな町に住む小学6年生“望月愛華(もちづきまなか)”
彼女は両親との確執や学校での生活に悩んでいました。
愛華の生まれた望月の家系は代々医者として長らく受け継いできた。
そのため両親は遊びもオシャレも
「素晴らしいお医者様になるた
めにそんなものは全て無意味」と何も許してくれません。
学校でも両親の期待に応えるために愛華は精一杯勉強に励みます。
6年生とはいえまだ小さな女の子、オシャレだってしたいし友達とも遊びたい、好きな男の子だって欲しい。
でも、愛華には友達と呼べる人もいませんでした。
みんな勉強ばかりしている愛華を「変だ」というのです。
そして町内では有名な“望月家”関わらないようにという親も少なくありません。
自宅に帰れば最近は愛華より成績のいい弟と比べられ怒られる日々。
学校にも自宅にも愛華の心の居場所はありませんでした。
心を縛られ、行動も制限され、勉強だけを強いられる愛華はとっても疲れてしまいます。
普通の“幸せ”になりたい。大空に心から願いました。
すると、愛華の目の前に突然11年間の人生で一度も見たこともない綺麗に光る蝶が現れるのです。
それが全ての始まり・・・ゆっくりと先を飛ぶ不思議な蝶は愛華を先導します。
見知らぬ場所にたどり着き扉を潜った先は謎の事務所、愛華を待ち受けているのはいったい・・・?
これは、一人の小学生が自分の幸せを一生懸命に考える人生の物語。
※この作品はノベルアップ+さんにも掲載しております折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-09-30 06:55:18
151932文字
会話率:49%
2518年。イタリアでミイラ化したアジア人女性の遺体が発見された。DAMAと名付けられたこのミイラが生きてきた時代や人生とは。数百年分の行方不明リストを探りながら彼女が生きた時代が見えてきた。
信じられないような不思議な恋愛、両親との確執
、時代背景に翻弄された人生。
彼女が伝えたかったこととはなんなのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-11 06:00:00
12836文字
会話率:6%