青葉学園男子高等部に通う四人組、三年で生徒会長の一条紫、二年篠原貴史、同じく二年高柳伊織、一年で紫の親戚の泉悟。
四人はそれぞれ問題児として学校側に監視されている。特に紫は、素行不良だが常に成績はトップ。強力な霊能力者で、時々どころでなく霊
的トラブルに巻き込まれる。守護霊の『磐立の巫女姫』は強大な霊力を持ち、必要な場合には紫の身体を乗っ取ってしまう。
一学期の半ばの、妙に蒸し暑いその日。紫は担任に代わり出席簿を受け取りに行った廊下の途中で、凄まじい怒気を発している死霊と出くわす。
死霊の正体は、伊織のクラスの今井雅司だった。今井の霊を視た直後から、学園内に不自然な水が噴出し始める。紫と悟、伊織、貴史の四人は、霊と、学校中に溢れる水との関係に気付き、止めようと動き回る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-25 16:31:24
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